最終話、羽山麻水(駒木根葵汰さん)と白崎由岐(新原泰佑さん)の空気がやわらかくて、なのに胸の奥がちょっとだけぎゅっとなる瞬間が多くて、気付いたら画面に心ごと持っていかれてた。
海辺の風も、ふたりの距離も、どれも優しいのに、別れの気配が混ざると一気に切なさが濃くなる。
誕生日プレゼントのくだりなんて、ほんの数秒で心拍数が跳ねた。
香水2つの意味、わかった瞬間に胸の奥がぽっと熱くなる感じが残ってる。
羽山麻水(駒木根葵汰さん)と白崎由岐(新原泰佑さん)、恋人としての日々が甘すぎる
羽山と白崎が恋人になってからの生活、忙しさの合間にぽつんとできる隙間時間を丁寧に積み重ねてて、ふたりの関係の柔らかい部分がちゃんと見えるのがすごくよかった。
白崎(新原泰佑さん)が「自分たちもドラマみたいにすれ違ったりするのかな」ってこぼすところ、相手を思う気持ちが強いからこその不安で胸がきゅっとなる。
羽山(駒木根葵汰さん)の家で過ごす静かな夜のシーンも、台詞少ないのに“恋人同士になれた幸せ”が空気に漂ってる。
こういう“静かに積もる愛”の描き方がさらっとうまいの、ずるい。
舞台「雨と懺悔」のオーディション、白崎が掴んだチャンスの光
白崎は憧れの青山慶一郎(中村まことさん)の舞台に合格して、一気に世界が広くなった感じが画面越しにも伝わってくる。
佐久間はじめ(宇佐卓真さん)や山瀬一真(南雲奨馬さん)との掛け合いも、役者としての成長が見える温度で好き。
舞台初日、白崎・佐久間・黒木蛍太(夏生大湖さん)が放つ熱量が観客席まで届くみたいで、拍手の音が本当に大きく聞こえた。
ステージのライトと彼らの表情が重なる瞬間、胸の奥がふっと熱くなる。
羽山がオーディションを辞退して映画に挑む選択も、ふたりの道が一度だけ別れる象徴みたいで切なかった。
海辺の会話、離れ離れになる予感が胸を震わせる
海辺を歩きながら手を繋ぐふたりの姿が穏やかすぎて、逆に余計に切ない。
白崎(新原泰佑さん)が「イギリスかぁ、遠いなぁ」ってぽつりと言う声が、本音の重さをそのまま運んでくる。
羽山(駒木根葵汰さん)が困らせるような優しい笑顔で受け止めるの、彼ららしくて苦しい。
「しばらく、離れ離れですね」のところ、時間が少し止まった気がした。
白崎が「今度は俺が支えたいんです」って言う時のまっすぐな目、あれ、恋人に向ける愛ってこういう形かもしれないと思わされる表情だった。
誕生日プレゼントの香水2つ、その意味が優しくて泣きそう
海辺に座って渡されるリボンの箱、空気がふわっと甘くなる瞬間。
中には香水が2つ。
白崎が手首に吹きかけて、「すげぇ、かっこいい」って少し照れながら笑うのが、ほんと無自覚でかわいい。
羽山(駒木根葵汰さん)が「白崎くんに似合いそう」って言った時のやわらかい声に、気持ちが滲んでた。
そしてもうひとつの香水。
白崎が試した瞬間に「あ、これ麻水さんの匂い」って気付くの、恋してる人の感覚ってこういうことなんだと思うくらい自然。
「ずっとそばに身に着けておけるものを送りたかった」という羽山の言葉には、距離を越えるための優しい独占欲が混ざってて胸がドクッとする。
「また一緒に芝居がしたい」その夢が静かに重なる
夕暮れを背に羽山が「ひとつ夢があるんだけど」と切り出す声が、ほんの少しだけ震えてるように聞こえた。
「もう一度、白崎くんと芝居がしたい」って言葉のあとに、照れ隠しみたいにそっと付け足すのが愛しすぎる。
白崎の「俺も」が自然すぎて、ふたりの未来が見える気がした。
キスのシーンは優しくて、静かで、息を吸う音すら邪魔に思えるほど綺麗だった。
まとめ
最終話は、恋の甘さと未来への不安が静かに混ざり合って、見終わったあともしばらく余韻が残った。
羽山(駒木根葵汰さん)のさりげない強さも、白崎(新原泰佑さん)の素直な愛情も、全部が丁寧に描かれていて、心がじんわり温かくなる。
離れる距離があっても、ふたりの想いは全然揺れてないのが伝わってくるラストで、そっと背中を押されたような気持ちになった。
香水の意味、海辺の会話、未来への願い、その全部が優しい光みたいに残る最終回だった。
(ほのりん)

