第4話、静かな部屋の音が全部、恋の余韻みたいだった。
羽山麻水(駒木根葵汰さん)と白崎由岐(新原泰佑さん)、すぐ隣にいるのに手を伸ばせない距離感が、画面越しでも痛い。
「触りたい」と「触りたい」が同時に響くのに、交わらない。
同じ屋根の下にいるのに、まるで遠距離恋愛。
この切なさ、言葉よりも静けさが語ってた。
恋人であり、ライバル――ふたりの関係に走る緊張
ドラマ「昼のゆめ」で共演したあと、恋人同士になった羽山(駒木根葵汰さん)と白崎(新原泰佑さん)。
でも今は仕事で同じ役を競い合うライバル。
羽山の人気と白崎の勢いが、ひとつの舞台「雨と懺悔」でぶつかる構図になっていて、見てるこっちまで呼吸が浅くなる。
白崎の「距離を置こう」という提案も、愛があるのに正しすぎてつらい。
恋と仕事、どちらも本気だからこその決断。
その“まっすぐさ”が一番苦しい。
朝のメモと夜の咀嚼音、静けさが心に刺さる
白崎(新原泰佑さん)の「おはようございます。仕事行ってきます」のメモ。
それを手に取って、無言でシリアルを食べる羽山(駒木根葵汰さん)。
あの“音だけ”の朝食シーン、やばいくらいリアルだった。
静かすぎて、時計の針の音まで聞こえそう。
夜、白崎がひとりで食事をするシーンも同じ構図で映るのがエモすぎた。
ふたりの間に流れる沈黙が、まるで愛の形みたいで、見てると息が詰まる。
「触りたい」と「触りたい」、すれ違う願いが美しすぎた
羽山がベッドで「白崎くんに触りたい」と呟く。
その同じ夜、白崎も「麻水さんに触りたい」と言う。
違う部屋、同じ気持ち。
この“タイミングの一致”が奇跡みたいで、同時に残酷。
SNSでも「触りたい2連発は反則」「お互い触りたいって言葉が優しすぎる」と騒然。
“触られたい”じゃなくて“触りたい”。
能動的な想いなのに、実現しないのが、この作品らしい儚さ。
仕事を選ぶ強さと、愛を守る弱さ
白崎(新原泰佑さん)は舞台のチャンスを掴もうとする。
羽山(駒木根葵汰さん)も、プロとして彼の決意を尊重する。
でも本当は、どちらも一番に“お互い”を考えてる。
会わない時間が、ふたりを成長させるのか、それとも遠ざけるのか。
その答えがまだ出ないまま、夜が静かに終わる。
見てる自分まで“触りたい”って思ってしまう。
まとめ
第4話は、恋愛ドラマというより“心の距離”を描いた詩みたいだった。
羽山麻水(駒木根葵汰さん)と白崎由岐(新原泰佑さん)の想いは、まっすぐなのに届かない。
言葉の少なさ、音の静けさ、空気の温度。
全部が「愛してる」と言ってるのに、誰もそれを口にできない。
この沈黙の優しさが、あまりにも美しくて、眠れなくなる夜だった。
(ほのりん)
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