第5話、静かな部屋の空気が痛いくらいに伝わってきた。
羽山麻水(駒木根葵汰さん)の「期待に応えることが俺の仕事だから」って言葉、優しいのに、優しすぎて泣ける。
白崎由岐(新原泰佑さん)がその隣でただ寄り添う姿、あんな静かな支え方ができる人、もう尊すぎる。
お互いを想ってるのに、すれ違う心が美しくて切なかった。
仕事の選択が壊す“ふたりのバランス”
舞台「雨と懺悔」と映画の主演オファー。
羽山(駒木根葵汰さん)は、夢だった舞台よりも映画を選ぶ。
その理由が“期待に応えるため”っていうのが、ほんと羽山らしくて苦しい。
白崎(新原泰佑さん)は、羽山の才能も責任感も誰より理解してるのに、それでも「それでいいんですか?」って聞かずにはいられない。
このやりとり、まるで恋愛の会話じゃなくて、人生そのものを問うみたいで深かった。
やりたいことと、求められることの間で揺れる羽山の表情が、静かに崩れていくのが見ててつらい。
「麻水さん、それ答えになってないよね」
白崎(新原泰佑さん)が心の奥を見透かすように問いかけるシーン、息が詰まる。
「それで麻水さんの本当の気持ちが置き去りになってたりしない?」
その優しい言葉が刃みたいに刺さる。
羽山(駒木根葵汰さん)は笑って「大丈夫」って言うけど、その“笑顔”がいちばん嘘っぽくて痛い。
自分を犠牲にして誰かの期待に応え続けるって、きれいだけど、壊れていく方法だと思った。
白崎が抱きついて「今日は一緒に寝ていい?」って言うの、恋人の優しさというより、“支えたい人の決意”って感じで胸が締めつけられた。
白崎の“そばにいる覚悟”
羽山の答えがどんなに苦しくても、白崎(新原泰佑さん)は責めない。
「うん、終わり」って微笑んで、ただ隣にいる。
その一言に全部が詰まってる気がした。
羽山の“強がり”を理解した上で、壊れない距離を選ぶ白崎の優しさが大人すぎて涙が出た。
「愛してる」とか言わなくても、触れ方と沈黙でちゃんと伝わってる。
その静かな愛が、この作品のいちばんの強さなんだと思う。
「期待に応えること」って誰のため?
羽山(駒木根葵汰さん)の「期待に応えることが俺の仕事だから」って言葉、SNSでも話題になってたけど、ほんとに答えになってない。
期待って、他人が自分の中に作った幻想だから、それを追いかけたら自分が消えるんだよね。
でも羽山はそれを分かってて、それでも前に進もうとする。
その姿が、俳優としても人としても、どうしようもなく美しかった。
そして、そんな羽山の“置き去りになった気持ち”を拾おうとする白崎がいる。
この二人の関係、恋を超えて“信頼の物語”になってる気がする。
まとめ
第5話は、羽山麻水(駒木根葵汰さん)が抱える“期待”と“本音”の狭間を描いた、まさに静かな嵐の回だった。
白崎由岐(新原泰佑さん)の優しさが羽山の痛みを包みこむようで、見ていて涙が止まらなかった。
「やりたいこと」と「やるべきこと」、その答えを出せないままでも支え合う2人の関係が、言葉にできないほど美しい。
きっと、麻水さんの本当の気持ちを救えるのは、今も昔も白崎くんだけ。
(ほのりん)
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