50分間の恋人:第1話から弁当契約とか発想かわいすぎて油断してたら泣かされた(感想)(ネタバレがあります)

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最初はゆるっとしたラブコメかと思ってたのに、気づいたら胸の奥じんわりしてて感情の置き場に困った。
辛島菜帆(松本穂香さん)の一生懸命さと、甘海晴流(伊野尾慧さん)のズレた優しさが噛み合って、空気がずっと不思議にやさしい。
昼休みの50分だけって制限も相まって、短い時間に全部詰め込まれてる感じがして、余韻が思ったより残った第1話だった。

コーヒー事件から始まる距離感が絶妙

公園の階段で転んでコーヒーぶちまける菜帆(松本穂香さん)、不運すぎて見てるこっちまで「あ…」って声出そうになる。
しかも相手が天才ゲームクリエイターの晴流(伊野尾慧さん)で、汚したTシャツが30万円のヴィンテージって情報量強すぎる。
「俺、被害者。君、加害者」って淡々と言うの、冷たいのにどこか子どもっぽくて逆に印象残る。
謝ってるのに話が全然噛み合わない感じが、もうこの2人の関係そのものって感じで面白かった。

弁当30回契約という発想が斜め上

弁償の代わりに「弁当30回作ってきて」って提案、普通に考えたら意味分からないのに、なぜか成立してしまう空気がすごい。
しかも勝手につまみ食い始める晴流(伊野尾慧さん)、距離の詰め方が急すぎて菜帆の反応が毎回リアル。
約束の証拠に盆栽押し付けてくるのも意味不明なのに、なぜか笑ってしまう不思議な説得力あった。
払えないから受け入れるしかない菜帆(松本穂香さん)の現実感もあって、ファンタジーになりすぎないのが良かった。

お弁当への執着がだんだん切なく見えてくる

卵焼きと唐揚げ食べながら「初めてだな…こんなの」って呟く晴流(伊野尾慧さん)、その一言で空気が変わるのが分かる。
家に帰ってAIのバディに「すっげえうまい弁当食べたんだ」って報告してるの、テンション高いのにちょっと寂しそう。
ここでただの変わり者キャラじゃなくて、理由がありそうって気づかされるのが上手い。
弁当がご褒美じゃなくて、心の穴を埋める存在みたいに見えてきて、急に感情が追いついてくる。

幼少期の回想が静かに刺さってくる

子どもの頃の晴流が豪華なお弁当持ってきて、友達の手作り弁当と交換したがるのに断られる場面、あれ地味に重たい。
たぶん母親の手作り弁当をあまり食べたことなかったんだろうなって想像が勝手に膨らむ。
食べ物の豪華さじゃなくて、誰かが作ってくれたって事実が欲しかったんだと思うと、今の弁当契約が急に意味を持ってくる。
さりげない描写なのに、キャラの背景が一気に見えるのが強い演出だった。

83点メモとラストの涙で情緒が持っていかれる

翌日のお弁当のハンバーグに興味津々でレシピ聞く晴流(伊野尾慧さん)、完全にハマってるのが分かりやすくて可愛い。
弁当袋に「83点」ってメモ入れて返すのも、不器用なコミュニケーションすぎてニヤける。
でもラストで、母親が「産まなきゃよかった」って言った記憶を思い出して泣く場面、空気が一気に変わる。
ここまで明るく進んでたのに、急に核心突いてくるから心の準備が追いつかないまま終わる感じが残った。

まとめ

第1話は、ズレきゅんラブコメって聞いてたのに、ちゃんと人の寂しさにも触れてくる構成で予想よりずっと深かった。
菜帆(松本穂香さん)の真っすぐさと、晴流(伊野尾慧さん)の不器用な優しさが、お弁当を通して少しずつ近づいていくのが心地いい。
ライバル会社って設定も後から効いてきそうで、甘いだけで終わらない感じもちゃんとある。
昼休み50分の関係がどう変わっていくのか、静かに気になり続けるタイプの第1話だった。
(あやぴょん)