家族に反対されながらもかるたに向き合ってきためぐる(當真あみ)。第5話では、退部を決意して挑む最後の大会が描かれた。強豪・アドレ女学院との1回戦で見せた全力プレーと、試合中にこぼれる心の声は、切なさと悔しさで胸がいっぱいになるものだった。SNSでも「涙止まらない」の声が続出。
退部を決意、それでも全力で
合宿中に現れた両親に連れ戻され、かるたを認めてもらえないめぐるは、武蔵野大会を最後に退部することを仲間へ告げる。「だからこそ残りの時間は今まで以上に練習がしたい」と話すめぐるの表情は、決意と寂しさが混ざっていた。部員たちは必死の特訓を始める。
強豪との初戦、流れを崩されて
1回戦の相手はまさかの強豪校アドレ女学院。序盤は好調だった梅園だが、草太が相手と揉めてペースを崩し、一気に劣勢に。会場には両親の姿もあり、めぐるは「終わってほしくない」と願いながら札を追う。その気持ちはプレーにも表れていた。
「もっと早く巡りあいたかった」
仲間が次々敗れる中、最後まで残っためぐる。苦しさの中で先輩たちの気持ちを思い、悔やむように「もっと積み立てておけばよかった」と心の中でつぶやく。そして敗北の瞬間、出たのは「ああ……もっと早く巡りあいたかった」という言葉。静かな一言が、かるたへの深い愛情を物語っていた。
まとめ
第5話は、めぐるのかるた人生の一区切りとなる回。全力で戦う姿も、胸の奥に秘めた後悔も、全部がまっすぐで眩しかった。「もっと早く巡りあいたかった」という最後の心の声は、観ている側にも響く名シーン。涙と同時に、かるたへの愛の大きさを感じられる内容だった。