ロンダリング|死者に寄り添う緋山くんの優しさが胸に残る…共同住宅の真実(感想)(ネタバレがあります)

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8月7日放送の第6話は、不気味な共同住宅にまつわる“悲しい最期”が明らかになった回。死者の声が聞こえる売れない俳優・緋山鋭介(藤原丈一郎)が、貧困ビジネスの犠牲になった人たちの想いに触れる姿が印象的だった。怖さと同時に、緋山くんの優しさに心を持っていかれる内容で、SNSでも「霊に優しい緋山くんが素敵」と話題になっていた。

夢で見た老人たちの姿

解体寸前の共同住宅で怪現象に襲われた緋山は、「捨てないでくれぇ!」という叫び声を聞き気絶。その夢の中で見たのは、部屋に集められ点呼をとられる老人たち。その声は、ゴミ屋敷で聞こえた“女の声”と同じだった。目覚めた後、夏凜(菅井友香)にその夢を報告する緋山の表情には、ただならぬ緊張感が漂っていた。

半グレや天海社長との対立

帰り道、見知らぬ男(和田正人)に路地裏へ連れ込まれ、ゴミ屋敷で何をしているのか問い詰められる緋山。一方、共同住宅を訪ねた夏凜はP.J.(橋本涼)と遭遇し、天海社長(大谷亮平)こそ警戒すべきだと忠告される。やがて天海から、夢で見た老人たちは貧困ビジネスの被害者で、劣悪なタコ部屋で亡くなったこと、遺体が路上に捨てられていたことを聞かされる。

死者への花束

天海は部屋を解体して終わらせるつもりだったが、緋山は納得できない。夏凜の「自己満足で片付けよう」という提案に、2人は遺体が捨てられた場所へ向かい、花を手向ける。直接救えなくても、せめて気持ちを届けたい——そんな緋山の行動に、SNSでは「優しすぎて泣ける」「こういうところが魅力的」と共感の声が相次いだ。

まとめ

第6話は、ただのホラーやミステリーじゃなく、人としての優しさや弱者へのまなざしが際立った回だった。貧困ビジネスという重いテーマの中で、緋山くんが最後まで死者に寄り添おうとする姿は本当に温かい。怖さの中にも救いがある、このドラマらしさがしっかり詰まっていた。