第4話は、滝野(小芝風花さん)が初めて1人で診察に挑む姿がめちゃくちゃ熱かった。徳重(松本潤さん)や鹿山(清水尋也さん)との関わりを通して、“病気”だけじゃなく“病い”と向き合う意味を知っていく過程が、静かにだけど心を揺さぶってくる回だった。
滝野、初めての単独診察
総合診療科に転科してからの滝野(小芝風花さん)が、ついに1人で患者と向き合うことに。相手は、糖尿病を抱える安城耕太(浜野謙太さん)の妻・早智(倉科カナさん)。半年間の治療でも改善が見られず、夫婦間にはピリピリした空気が漂っていた。滝野は必死に耳を傾けるけど、正解が見えないもどかしさに直面する。
徳重の問いかけと鹿山の過去
徳重(松本潤さん)は「患者さんが僕たちに求めていることは?」と滝野(小芝風花さん)に投げかける。その言葉にすぐ答えられない滝野に、「鹿山先生(清水尋也さん)と組むのはいい経験になる」と言う徳重。実は鹿山には、研修医時代に茶屋坂(ファーストサマーウイカさん)の手術サポート中に倒れた過去があった。諦めの早さの裏に、そんな経験が隠れていたなんて…。
“病い”を知る瞬間
診察を通して滝野(小芝風花さん)と鹿山(清水尋也さん)は、耕太(浜野謙太さん)の糖尿病が夫婦双方のストレスになっていることを知る。病気は本人だけじゃなく、支える家族にも影響を与える。それこそが徳重(松本潤さん)が言う“病い”だった。耕太が昼に外食しつつ早智(倉科カナさん)の弁当も食べていた理由も、本当は彼女を傷つけたくなかったから…。
滝野の言葉に込めた決意
耕太(浜野謙太さん)に「話すことを諦めないでください」と伝える滝野(小芝風花さん)の声は優しかったけど、芯が通っていた。自分の未熟さを認めつつも、迷いながらも患者と向き合い続ける姿勢は、総合診療医としての第一歩にふさわしい。あの「聞かせてください」は、確実に滝野自身の武器になったと思う。
まとめ
第4話は、滝野(小芝風花さん)が“諦めない”ことの重さと尊さを知る回だった。徳重(松本潤さん)の言葉や鹿山(清水尋也さん)の過去、そして安城夫婦のすれ違いが交差して、最後は優しさと覚悟で締めくくられる。静かな感動がじんわり残る回だった。