第4話、滝野（小芝風花さん）と鹿山（清水尋也さん）の間にあった壁みたいなものが、ちょっとずつ溶けていくのが見えた回だった。衝突して、ぶつけ合って、それでも最後は一緒に患者さんと向き合ってる姿がなんだか眩しくて、見ていて胸が熱くなった。
正反対すぎる診療スタイル
徳重（松本潤さん）の提案で、糖尿病の安城耕太（浜野謙太さん）を鹿山（清水尋也さん）が、妻の早智（倉科カナさん）を滝野（小芝風花さん）が診ることに。けど、効率重視の鹿山と、じっくり向き合いたい滝野は真逆のスタンス。2時間も早智の話を聞いた滝野に「もうちょっと寄り添おうよ」と言われた鹿山が「何気持ちよくなってんだよ」と返すシーンは、完全に火花が散ってた。
鹿山の過去と諦めの癖
症例報告会で茶屋坂（ファーストサマーウイカさん）に指摘され、鹿山（清水尋也さん）は研修医時代のトラウマを思い出す。オペ中に焦って呼吸が乱れ、倒れたあの日。それがあってか、「できないならあきらめた方が早い」という言葉が口から出る。親が外科部長でも天才外科医でもない自分には、熱い設定なんてないと笑いながら言う鹿山の表情は、ちょっと寂しそうで見ている方も胸が締め付けられた。
滝野の本音とぶつかり合い
鹿山（清水尋也さん）の投げやりな言葉に、滝野（小芝風花さん）は素直に自分の弱さを認める。「たしかに気持ちよくなってた。でも、あきらめたくない」と真っ直ぐな目で言う姿は、迷いながらも患者と向き合おうとする強さを感じた。バカかもしれないけど、それでも知ろうとする、その覚悟が鹿山にも少し響いた気がする瞬間だった。
協力し合う二人の姿
徳重（松本潤さん）のアドバイスを受けて、鹿山と滝野が並んで安城夫妻に向き合う姿が描かれる。今まで平行線だった二人が、同じ方向を見て動いているのがわかるシーンで、空気が一気に柔らかくなる感じがした。互いの弱さややり方の違いを認め合うって、こんなに温かいものなんだと感じさせられた。
まとめ
第4話は、滝野（小芝風花さん）と鹿山（清水尋也さん）がただの衝突相手から、お互いを必要とする存在に変わっていく大事な回だった。違うからこそ補い合える二人の関係性が、これからもっと深まっていきそうでワクワクする。患者に向ける二人のまなざしが同じになった瞬間は、間違いなくこの回のハイライトだった。
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