明日はもっと、いい日になる 第8話…“普通”って何？って心に響いた（感想）（ネタバレがあります）

明日はもっと、いい日になる　第8話…“普通”って何？って心に響いた（感想）（ネタバレがあります）

ドラマ感想

2025.08.27

見終わった後に、胸がじんわり温かくて少し切ない気持ちになった第8話。翼（福原遥さん）が花蓮（吉田萌果ちゃん）の「普通の家族になれるかな」ってつぶやきに心を寄せる場面、もう涙が止まらなかった。蔵田（林遣都さん）のまっすぐな言葉もグサッと刺さるし、最後の退所式の笑顔には救われた気持ちになった。

花蓮（吉田萌果ちゃん）の不安と“普通の家族”

一時保護所にいる花蓮は、母親の入院が長引いて施設も空きがなく、里親に委託されることに。マッチングしたのは橋本夫妻（森田甘路さんと朝夏まなとさん）。でも「普通の家族になれるかな」ってつぶやいた花蓮の言葉が重たく響いた。清原果耶さん演じる翼がその一言に引っかかるのも当然で、子供ながらに背負ってるものの大きさを痛感させられた。

蔵田（林遣都さん）の強い思い

花蓮が「帰りたい」と言い出した後、職員会議で翼は「母親を待ちながら保護所にいるのも選択肢では？」と提案。でも蔵田は真っすぐな目で「家族の日常が子供の成長には大切なんです」と強く言い返す。その言葉の裏には、自身も9歳の頃に里親に引き取られた経験があった。林遣都さんの張り詰めた声が本当にリアルで、彼が花蓮に自分の過去を話すシーンは泣けた。

里親と子供、お互いの“いい子”

花蓮は里親に気に入ってもらおうと「いい子」でいようとし、逆に橋本夫妻も花蓮に気に入ってもらおうと必死で取り繕っていた。南野（柳葉敏郎さん）が語った「普通が一番難しい」という言葉がすごく効いてて、翼が橋本夫妻に花蓮の普段の姿を見せたのも良かった。そこから夫妻も自分たちの“素のまま”を見せるようになって、心が通い合う瞬間に立ち会った感じがした。

退所式と笑顔に込められた希望

退所式で見せた花蓮の笑顔は輝いてて、涙がこぼれるほど嬉しかった。蔵田が一生懸命合唱の練習をして、当日はまさかのフラッシュ暗算を披露しちゃうシーンも笑えて、子供たちを思う気持ちが伝わった。野口風雅（二ノ宮陸登くん）や坂西青葉（市野叶ちゃん）の寂しさや怒りも描かれていて、子供たちそれぞれが抱える想いがリアルで胸が締め付けられた。

まとめ

第8話は“普通”って何なのかを問いかけられる内容だった。翼（福原遥さん）が花蓮に寄り添う姿や、蔵田（林遣都さん）の過去から生まれた真剣な言葉に何度も涙がこみ上げた。橋本夫妻（森田甘路さん、朝夏まなとさん）も花蓮も、お互いにいい子であろうとしたがゆえのすれ違いが解けていくのを見て、人と人が本当に寄り添うってこういうことなんだと思えた。視聴者の「普通の正解ってわからないよね」って感想にも共感しかなかった。