第6話はもう涙腺が耐えられなかった。肺がんステージⅣの大工・半田辰（石橋蓮司さん）が、自分の生き方と死に方を語る姿がとにかく深くて胸に迫った。滝野（小芝風花さん）や徳重（松本潤さん）との関わりも温かくて切なくて、ただの医療ドラマじゃなく人生そのものを見せられた気がする。
辰（石橋蓮司さん）の「かっこよく死にたい」
初めて滝野（小芝風花さん）に会った時、辰（石橋蓮司さん）が「かっこよく死にたいんです。映画に出てくるスターみたいに」って言ったの、衝撃的だった。病気の現実を知りながらも体裁や美学を大事にする姿勢が、ただの大工じゃなくて人生の職人みたいで痺れた。ユーモア混じりに語るのが、逆に悲しみを深くさせて泣けた。
街の模型に込められた思い
自分が手掛けた家の模型を並べて「街のいろんな場所に半田さんがいる」って滝野が感じたシーン、心にずしんときた。辰（石橋蓮司さん）の手仕事は街全体に刻まれていて、それが彼の人生そのものなんだなって分かる。本人は「たいしたもんじゃねぇ」って照れてたけど、その背中には誇りと愛情がしっかり見えた。あのアトリエの空気が忘れられない。
滝野（小芝風花さん）のまっすぐな共感
滝野（小芝風花さん）が辰（石橋蓮司さん）の話を「かっこいい」ってまっすぐに受け止めたのがすごく良かった。医者としての距離感を保ちながらも、人として憧れる気持ちをちゃんと出すところが滝野らしい。患者に寄り添う以上に、友達になったような距離感で心を交わす姿にじんわりした。辰が「マブだ」って言ったのも納得。
家族との関係と優しい回想
次男の龍二（今野浩喜さん）に支えられながら体裁を整える辰（石橋蓮司さん）、そして妻と出会ったディスコの話を「まるで映画みたい」と語る笑顔。その記憶が彼の人生を彩っていて、病室じゃなく舞台のように輝いて見えた。支える家族と寄り添う医師、その中で辰が最後まで自分らしくいようとする姿に胸を揺さぶられた。
まとめ
第6話は、石橋蓮司さん演じる辰の存在感に全部持っていかれた回だった。滝野（小芝風花さん）との心のやりとりは優しさで満ちてて、徳重（松本潤さん）がそばにいることで支え合いの強さも伝わった。人生の終わりを描いてるのに、暗さよりも人の誇りや愛があふれていて、見終わった後もしばらく言葉が出なかった。
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