明日はもっと、いい日になる 第10話「父との決別と本当の家族」(感想)(ネタバレがあります)

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第10話は本当に心にずしんと来た。蔵田総介(林遣都さん)が実父・総一郎(板尾創路さん)と再会し、揺れ動く姿が痛々しくて、でも最後に「父親は南野さんだけ」と伝えるシーンは涙が止まらなかった。夏井翼(福原遥さん)の言葉がそっと背中を押してくれて、重たいテーマの中でも温かさを残してくれた回だった。

虐待通告の現場とフラッシュバック

翼(福原遥さん)と蔵田(林遣都さん)が駆けつけた虐待通告の現場。物置に閉じ込められた少年を必死に助ける蔵田の姿に、過去の記憶が重なって胸が締めつけられた。自分も父に閉じ込められた経験があるからこそ、負傷しながらも必死になれる。そのシーンは彼の過去と現在を繋ぐ瞬間で、林遣都さんの表情だけで苦しみや決意が全部伝わってきた。

実父との再会とすれ違う思い

実父・総一郎(板尾創路さん)が現れ、里親の南野(柳葉敏郎さん)に宛てて半年も手紙を送っていたことが発覚。内緒にしていた南野に怒りをぶつける蔵田(林遣都さん)の心情は複雑で、生々しかった。再会した総一郎が謝罪の言葉を口にしても、その奥に見えたのは「罪悪感から解放されたい」という自己中心的な思い。蔵田が「何も変わっていない」と悟る瞬間は、過去を断ち切る痛みと強さが交錯していた。

翼が示した親子のかたち

蔵田(林遣都さん)が「こんな親から生まれたことが嫌」と漏らしたとき、翼(福原遥さん)が返したのは「血のつながりだけが親子の在り方じゃない」という言葉。翼自身が南野家の温かさに触れ、そこから導き出した答えが、蔵田にとって救いになった。翼の真っ直ぐな視線と声が、蔵田の心を少しずつ解きほぐしていく場面は、静かで優しいのにとても力強かった。

「父親はあなた一人です」

最も泣けたのは、蔵田(林遣都さん)が南野(柳葉敏郎さん)に「僕の父親は、あなた一人です」と伝えるシーン。南野の「お前が俺たちを親にしてくれた」という返事もまた深く響いた。ノートに綴られた日々の記録が、親子の歴史であり愛情の証だと分かる描写は、静かに心を揺さぶった。血ではなく共に過ごした時間と愛情が「家族」を形作るんだと強く実感させられた。

不器用な蔵田と向日葵への思い

過去の傷を恐れて向日葵(生田絵梨花さん)と別れた蔵田だけど、今回の決別を経て復縁を言い出せずにいる姿も描かれていた。不器用で言葉にできない彼のもどかしさは、逆に人間らしくて愛おしかった。翼(福原遥さん)との軽いやりとりが差し込まれることで、重たいテーマの中にも温かみと救いが生まれていたのが良かった。

まとめ

第10話は、虐待の記憶に苦しむ蔵田(林遣都さん)が、実父との決別を経て「本当の家族」を見つける物語だった。翼(福原遥さん)の支えや南野(柳葉敏郎さん)の深い愛情が、蔵田に前を向く力を与えていた。涙なしでは見られなかったけど、最後に残ったのは絶望じゃなく温かさ。タイトル通り、きっと「明日はもっと、いい日になる」と思わせてくれる回だった。
(ゆめのん)



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