第10話のラスト、愛実(木村文乃さん)の父・誠治(酒向芳さん)が見せた姿に完全に心を持っていかれた。
帽子を踏みつける狂気と、涙ながらの叫び、そしてカヲル(ラウールさん)に突きつけた「男としてのけじめ」。
一連の流れは荒々しいのに、奥にある親心がチラついて、SNSが泣き笑いで大騒ぎになるのも当然。
幼い頃の記憶にすがる父・誠治
昔の写真を見て「パパのお嫁さんになるって言ってたのに」とつぶやく誠治(酒向芳さん)。
妻の早苗(筒井真理子さん)との会話で「かわいくて賢くて自慢だった」と口にしながら涙する姿は、強さの鎧を外した父そのもの。
「必死に頑張ってきたのに、何で俺を踏みつけるんだ」という言葉は、情けなくも人間臭くて、視聴者の心を揺らした。
憎しみと混乱の象徴“帽子”
カヲル(ラウールさん)の帽子を見つけた誠治(酒向芳さん)。
「あのホストしかいないだろ」と決めつけて、鬼の形相で何度も踏みつける。
その暴走ぶりは怖さしかないのに、どこか必死で、壊れそうな心の裏返しみたいにも映った。
憎悪の表現に見えて、愛実(木村文乃さん)を守りたい気持ちがねじれた形で噴き出した瞬間だった。
カヲルへの挑発と意外な言葉
愛実(木村文乃さん)の部屋で初対面のカヲル(ラウールさん)を「クズ」呼ばわりし、突き飛ばす誠治(酒向芳さん)。
「こちら側に来ようなんて望むな!」と挑発する姿は、完全に敵対心むき出し。
だけどカヲルが乗らなかったことで流れが変わり、まさかの「専門学校に行け」「努力を見せろ」と叱咤する展開に。
単なる拒絶から、“男としての覚悟を見せろ”という父親らしい言葉へ変わった瞬間は、視聴者に衝撃を与えた。
父の不器用な愛情
最後に愛実(木村文乃さん)をちらっと見て部屋を出ていく誠治(酒向芳さん)の背中。
罵倒も涙も全部ひっくるめて、不器用な愛情そのものだった。
「憎まれ役を買ってでも娘を守る父」に泣いたというSNSの声が象徴するように、彼なりの精一杯の愛がにじんでいた。
嫌悪と感動が入り混じるラストは、心をざわつかせながらも確かに温かさを残した。
まとめ
第10話の誠治(酒向芳さん)は、狂気と愛情が同居した“父親のリアル”を突きつけてきた。
カヲル(ラウールさん)を拒絶しながらも、けじめを求めることで実は背中を押していたとも感じられる。
愛実(木村文乃さん)への深い思いが不器用に溢れた姿に、多くの視聴者が涙。
最後は親心に胸が熱くなる、忘れられないラストシーンだった。
(みかんてぃ)
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