第36回は、胸がギュッと掴まれるのに、最後は泣き笑いさせられる不思議な回だった。
蔦重(横浜流星さん)のそばで、戯作者として不器用に輝いていた春町(岡山天音さん)。
その彼が迎える結末はあまりに切なく、でもどこか“春町らしい”。
SNSが「涙止まらない」と「豆腐の角」で埋まったのも納得。
重苦しさを抱えながら観てたのに、気付けば涙に笑いが混じっていた。
春町に突き付けられた呼び出し状
定信(井上祐貴さん)に「鸚鵡返文武二道」などで逆鱗に触れた春町(岡山天音さん)。
主君・松平信義(林家正蔵さん)が「隠居した」とかばってくれたけど、定信の怒りは収まらない。
呼び出し状を手にした春町が蔦重(横浜流星さん)のもとへ向かう場面は、もう空気が重くて。
蔦重が「死んだことにして別人として生きれば?」なんて突拍子もない策を提案したのに、春町がそれを気に入るのがちょっと希望を見せた。
でも裏ではすでに、彼なりの“覚悟”を固めてたのが胸に刺さる。
衝撃の報せと辞世の歌
喜三二(尾美としのりさん)が駆け込んで「春町が腹切ったって…」と震える声を上げた瞬間、画面が凍った。
弔問に訪れた蔦重と喜三二に、春町の妻が裏表紙に書かれた辞世の歌を差し出す。
「我もまた 身はなきものとおもひしが 今はの際は さびしかり鳧」。
ただ読むだけで心がしんと静まり返る。
悲しみの中に戯作者らしいひねりを残した春町の最後のメッセージは、やっぱり胸をえぐってきた。
豆腐の角に託した“オチ”
蔦重が「死に顔を見たとき、髷に豆腐がついていた」と告げた場面は衝撃。
「豆腐の角に頭ぶつけて死んだってことにしたかった?」と仲間たちが理解した瞬間、悲しみの中に笑いが混じる。
「ふざけねえとよ!」と泣きながら三和(山口森広さん)が声を上げる。
戯作者だからこそ“オチ”を残して去った春町。
真面目にふざける、彼らしい最期に、一同は笑い泣きとなってしまった。
観てるこちらまで涙と笑いがごちゃ混ぜになって、心に深く残るシーンになった。
仲間たちが受け止めた春町の最期
歌麿(染谷将太さん)、南畝(桐谷健太さん)、政演(古川雄大さん)らが集まって辞世を読み上げる場面。
重政(橋本淳さん)が「鸚鵡のけりは鴨」とひねりを解説し、みんなの胸がぎゅっと締めつけられる。
でも最後は「べらぼうでさぁ!春町先生!」と蔦重(横浜流星さん)が叫び、一同が笑い泣き。
彼が生きてきた証を、仲間が一緒に抱きしめて受け止める構図が本当に美しかった。
まとめ
第36回は、春町(岡山天音さん)が“豆腐の角”という最高にくだらなくて、最高に切ないオチで幕を閉じた回だった。
泣くだけじゃなくて笑わせてくれるからこそ、余計に寂しさが沁みる。
蔦重(横浜流星さん)や喜三二(尾美としのりさん)、そして仲間たちがその最後を笑い泣きで受け止めたのも救い。
「べらぼう」というタイトルにふさわしい、悲喜こもごもが詰まった一話だった。
SNSで「豆腐の角で泣く日がくるとは」って言葉が流れたけど、本当にそう。
春町の不器用で真面目すぎる生き様が、ずっと記憶に残る。
(ゆめのん)
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