40までにしたい10のこと—最終回の逆再生に心がえぐられた(感想)(ネタバレがあります)

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最終回(第12話)、胸の奥がギュッと締め付けられて涙が止まらなかった。
十条雀(風間俊介さん)が「40までにしたい10のこと」をひとつずつ消していくたびに、田中慶司(庄司浩平さん)との思い出が逆再生されて離れていく。
消える瞬間の映像は、ただの逆再生じゃなく、心をひっかくみたいに痛かった。
SNSで「辛すぎて泣いた」って声が溢れてたのも当然。

雀(風間俊介)が抱えた孤独

雀は仕事では頼れる上司なのに、私生活は恋人もいなくて10年以上一人。
40歳の誕生日が迫るなかで「やりたいことリスト」を作るけど、踏み出せない現実が重くのしかかっていた。
風間俊介さんの演じる雀は、笑顔の裏にある焦りや寂しさが自然ににじんでいて、胸が痛んだ。
「全部俺が決めたことなんだ」と自分に言い聞かせるシーンは、開き直りに見せかけて実は諦めの色が強く、余計に切なかった。

慶司(庄司浩平)の一途な思い

慶司は社内ではクールな顔をしてるのに、雀のリストを知ってからは距離を縮めようと必死だった。
「このリスト、俺とやりません?」と真っ直ぐにぶつける姿や、「俺はあなたのこと余裕で抱けます」という大胆な告白は、庄司浩平さんのまっすぐな演技だからこそ刺さった。
逆再生で笑顔が吸い取られるように消えていくシーンは、慶司の真剣さが映像に刻まれていて、見てるだけで涙腺が崩壊した。

逆再生が描いた二人の距離

「タコパ」を消すと、たこ焼きを囲んだ楽しさが巻き戻って無かったことになる。
「シーパラ」を消すと、クレープを渡す慶司が逆再生されて、二人の距離が遠のいていく。
カフェでのカスタマイズも、服や枕の記憶も、全部消えるたびに慶司が離れていくのが残酷すぎた。
編んだ毛糸をほどくみたいに思い出が消えていく描写は、希望よりも喪失感ばかりを残して、涙が止まらなかった。

周囲のキャラクターが映した支え

田中颯(平井亜門さん)のストレートな発言や、宇多川茜(高山璃子さん)の冷静さ、吉沢将(ワタナベケイスケさん)のツッコミは、物語の温度を柔らかくする存在だった。
そして雀の同期・黒木啓介(平子祐希さん)は、お節介に見えて本気で友人を思ってるのが伝わってきて、ラストの切なさをより引き立てた。
さらに、すず子(三石琴乃さん)の声が優しく響くたびに、救いを求める心に寄り添ってくれるようで、物語に温度差を与えていた。

白くなったリストの意味

「恋人をつくる」「キス」「誕生日を恋人と過ごす」まで消えた瞬間、画面の中で雀と慶司の未来がスーッと消えてしまったように見えた。
真っ白なリストを前に涙を溜めてパソコンを閉じる雀の姿は、諦めと愛情と後悔が入り混じった表情で、何も言葉を発さなくても伝わってきた。
風間俊介さんの細やかな表情演技が、逆再生以上に心を揺らした気がする。

まとめ

第12話は、ただの恋愛ドラマじゃなく「思い出が消える痛み」を徹底的に描いた回だった。
雀(風間俊介さん)と慶司(庄司浩平さん)の関係が、リストひとつひとつで紡がれて、同じ速度で消えていくのが切なすぎた。
周りの仲間たちが温かかったからこそ、最後の真っ白な画面の冷たさが際立った。
SNSでトレンド入りしたのも納得。
見終わったあとも心が締め付けられて、余韻が長く残る最終回だった。
(ほのりん)

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