レプリカ 元妻の復讐—最終回の衝撃とキスの余韻(感想)(ネタバレがあります)

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最終回(第12話)、復讐の炎と恋の温度が交錯する展開で心がかき乱された。
葵(トリンドル玲奈さん)=すみれが花梨(宮本茉由さん)との最終対決に挑む姿は怖いくらいの執念だった。
でも最後にミライ(千賀健永さん)と交わしたキスが、すべてをふっと包み込むみたいで、SNSが一気に騒がしくなったのも納得。
緊張と甘さの振れ幅がとんでもなくて、しばらく呼吸が浅いまま。

すみれ(トリンドル玲奈)の止まらない復讐心

暴露本「レプリカ」で自分も傷ついたのに、それでも復讐をやめられないすみれ。
「ごめんねミライさん。私のことはもう忘れて」と告げる姿は、氷みたいに冷たいのに内側はぐちゃぐちゃに揺れてるようだった。
整形してまで人生を奪い返そうとする執念が、最終回でも消えないのが逆にリアル。
トリンドル玲奈さんの二役の演じ分け、最終話でこそ光ってた。

花梨(宮本茉由)との最終決戦

拉致されるすみれ、仕掛けたのはやっぱり花梨。
「ここまでするとは」って呟くすみれの動揺も束の間、挑発の言葉で逆に火をつける。
「若くもないし美しくもない」って刺さるセリフに、花梨が暴走してナイフを振り上げるのは、恐怖と悲しさが入り混じる瞬間だった。
その刃が男に刺さり、さらにミライまで傷つく流れは、もう目を覆いたくなるほど。
でも宮本茉由さんの狂気を孕んだ演技が、最後まで視線を外せなくさせてた。

ミライ(千賀健永)の存在感

すみれを止めたくて「復讐やめて」と懇願する優しさ。
なのに結局刺されてしまう展開は、彼の一途さを逆に際立たせた気がした。
退院後、バーに戻って「葵ちゃん、グラス拭いてくれた?」と声をかけるシーンは、まるで何もなかったかのような穏やかさで涙腺崩壊。
ラストのキスは、復讐の血の匂いを薄めるような、やわらかい余韻を残してた。
千賀健永さんの温度感ある演技が、葵との関係を優しく閉じてくれた。

周囲の人物が映す“奪われた人生”

花梨の夫であり葵の元夫でもある桔平(木村了さん)は、物語の中心にいないのに最後まで影を落としてた。
春江(山崎紘菜さん)や金城(古屋呂敏さん)、田森(葉山奨之さん)、桜子(横山由依さん)、橘(入江甚儀さん)たちも、それぞれが「奪う側」「奪われる側」を映す存在。
特に金城夫妻の関係は、すみれの復讐と重なって見えて、全体をより濃くしていた。
群像としての厚みがあるからこそ、葵とミライの結末が映えた気がする。

ハッピーエンドの余韻

花梨が逮捕されて復讐が終わり、葵とミライが結ばれる。
そのあと、公園で出会った少女すみれとの「バイバイ」で静かに締めるラストは、優しさに包まれた。
血と涙で荒れた物語なのに、最後に少しの救いを残してくれたのが心に沁みた。
SNSで「ハッピーエンドでよかった」と声が溢れたのも当然。
復讐と愛がぶつかり合っても、人は幸せを求め続けるんだと思わされた。

まとめ

第12話は、痛烈な復讐劇の終着点に、恋と救いを同時に描いた回だった。
トリンドル玲奈さんが演じるすみれ=葵の強さと脆さ、千賀健永さんの優しい存在感、宮本茉由さんの狂気の迫力。
三者三様の熱量がぶつかり合って、心が振り回されっぱなし。
でも最後に残ったのは甘いキスの余韻。
苦しみを抜けたあとに残る一滴の幸せを信じたくなる、そんな最終回だった。
(あやぴょん)

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