最終回（第12話）、健治（磯村勇斗さん）が法廷で尾碕（稲垣吾郎さん）と向き合う姿に胸が震えた。
敵対しているのに、どこか分かり合いたい気持ちが漂っていて、その空気に引き込まれた。
和解という選択が提示された瞬間、張りつめていた心が一気に緩んで涙が滲んだ。
SNSでも「安心した」の声が多かったけど、ほんとに同じ気持ちになった。
健治（磯村勇斗）の成長と決意
山田（平岩紙さん）が学校を訴えることになったとき、健治は「労働審判」という方法を示す。
スクールロイヤーとして冷静に見えて、実は相手を守るために必死で考えてるのが伝わった。
屋上で尾碕に「再び不利益をもたらす」と責められても引かず、逆に弁護人になると決める姿は、臆病だった彼が大きく変わった証拠。
磯村勇斗さんの真っ直ぐな眼差しが、弱さを抱えたまま強くなる人間をしっかり描いてた。
尾碕（稲垣吾郎）との法廷対決
尾碕は理事長としての厳しさをまといながらも、内面に揺れるものを隠せてなかった。
健治の当事者尋問は鋭さよりも温度を大事にしていて、問いかけるたびに空気が柔らかく変わっていく。
稲垣吾郎さんの演じる尾碕が、いつの間にか生徒や学校と本気で向き合う人に変わっていたのが、心に深く残った。
和解という答えが導かれるまでの流れは、対立より共存を選ぶ強さを見せていた。
山田（平岩紙）の再起と生徒たちの証言
演劇部の顧問から外されて落ち込む山田を支えたのは、健治だけじゃなく天文部の生徒たち。
証人として出廷した生徒たちの言葉は、理屈じゃなく“先生にいてほしい”っていう純粋さが詰まってた。
平岩紙さんが涙をこらえながら微笑む姿は、教師としての誇りを取り戻した瞬間だった。
顧問に復帰できたこと以上に、生徒と再び繋がれたことが大きな救いに感じられた。
珠々（堀田真由）と健治の未来
卒業式を経て、健治と珠々が天文室で再会するシーンは穏やかな空気に包まれてた。
「結婚しよう」とプロポーズする健治の言葉には、これまでの迷いや弱さを超えた確信が込められてた。
堀田真由さんの柔らかい表情が、二人の未来に光を差していて、ドラマ全体の締めくくりにふさわしかった。
教員免許取得に挑む健治の姿も描かれていて、新しいスタートを感じさせた。
和解が残した余韻
学校を守るための争いが、結局は歩み寄りで終わったことに大きな意味があった。
週刊誌に裁判が取り上げられても、好意的に書かれていたのは、彼らの努力がちゃんと伝わった証。
「学校がなくならなくてよかった」という声がSNSに溢れたけど、まさに同じ感覚。
人と人の対立より、理解しようとする一歩のほうが強いんだと感じさせてくれる最終回だった。
まとめ
第12話は、法律ドラマでありながら人の温度を強く描いた回だった。
健治（磯村勇斗さん）が弱さを抱えながらも成長し、尾碕（稲垣吾郎さん）が変わる姿、山田（平岩紙さん）が生徒に救われる瞬間。
そして珠々（堀田真由さん）との未来。
和解という答えが、すべてを優しく包んでくれた。
最後は安心と温かさで胸が満たされた最終回だった。
（ゆめのん）
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