愛の、がっこう。 最終話の“帽子”が刺さりすぎて息止まった(感想)(ネタバレがあります)

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最終話(第11話)、小川愛実(木村文乃さん)がぎゅっと抱きしめた“帽子”だけで、心の奥がキュッ…からのドン。
涙、勝手に落ちたやつ。
家でのやり取りも、屋上の静けさも、音が消える瞬間が多くて、逆に感情は爆音。
SNS眺めながら「わかる…」を連打。
カヲル(ラウールさん)の笑いながら泣く顔、ずるいの極み。
父・誠治(酒向芳さん)の「知らなかった」も低音で効いた。

第11話、“帽子”ひとつで世界が揺れた

帽子を胸に抱える小川愛実(木村文乃さん)の手元、あそこだけ別次元。
触れた瞬間に表情がほどけて、悲しみが波みたいに押してくる。
言葉はほとんどないのに、抱きしめ方で全部伝わるやつ。
思い出の重さって、軽い布でもこんなに重いのかって。
画面の余白が多いから、こちらの呼吸の音まで聴こえそうで、変に身じろぎもできなかった。
静かなのに突き刺さる、やさしいのに痛い、そんな矛盾がちゃんと映ってた。

小川愛実(木村文乃さん)と父・誠治(酒向芳さん)の直球

家のシーン、誠治(酒向芳さん)が来て、愛実(木村文乃さん)が真正面からぶつける。
「パパのせいじゃない。もし別れるなら、私と彼の愛情が足りなかっただけ」。
このフレーズ、強いのに泣きそうなくらい優しい。
誠治の「知らなかった」も、苦さで喉が締まる。
しかもボロボロの帽子を差し出して、ちゃんと謝るのが誠治らしい。
不器用な人が、やっと正面向いた瞬間の温度。
静かな謝罪ほど刺さるって学んだ。
台所の明かりまで、少しだけ柔らかく見えた。

歌舞伎町でのカヲル(ラウールさん)の涙、笑顔の形で崩れる心

カヲル(ラウールさん)が「歌舞伎町! アイルビーバック!」って明るく宣言するの、強がりのキラキラで包んだSOSに見えた。
店でのテンションから一転、屋上にひとり戻って、“カバ”の椅子に愛実の帽子をちょこん。
そこで「楽しいよ~! 最高な夜だ」って言いながら、大粒の涙。
笑顔と涙が同居してて、心がぐらっと傾く。
風の音、夜景の鈍い光、足元のコンクリの冷たさまで感じた。
ラウールさんの泣き方、声を張らないのに響くから、スマホ越しでも胸が熱くなる。

エンドロールの置き方が巧妙すぎ、感情を一回落としてから救う

どん底でエンドロール。
ここで終わるの? って一瞬フリーズ。
でも、その後に続くカットでそっと手を握られた感じ。
余韻が細長く伸びるタイプの救い。
タイトルの出し方まで美しかったの、ずるい。
タイムラインでも「タイミング天才」「心拍いったんゼロ」ってざわざわしてたけど、わかる。
泣き顔のまま、呼吸の仕方を思い出すみたいに画面が明るむ。
希望は大声で言わなくても見える、っていう信頼の演出。
ラストの光、まだ目の裏に残ってる。

脇で効いた佐倉栄太(味方良介さん)のワンカット

職員室サイドの空気も忘れられない。
佐倉栄太(味方良介さん)が、生徒たちに愛実の退職を静かに伝えるあの感じ。
大騒ぎにしないのが、逆に現実味。
教室のざわめき、机の傷、黒板の白い粉っぽさまで浮かんできた。
直接会えないもどかしさを、声のトーンでそっと背負ってて、派手じゃないのに深い。
こういう支えの積み重ねが、ふたりの恋だけじゃなく“がっこう”という場所を成立させてる気がした。
物語の地面を固める役目、確実に果たしてた。

まとめ

最終話(第11話)は、叫ぶより“置く”演出が多めで、気づいたら涙が先に動いてた。
愛実(木村文乃さん)の真っ直ぐ、誠治(酒向芳さん)の不器用な愛、カヲル(ラウールさん)の笑顔に混ざる震え、そして佐倉栄太(味方良介さん)の静かな配慮。
どれも音量は小さいのに、心には大きい。
帽子一個でこんなに世界が色づくなら、恋はまだ終わらない。
そんな確信を、ポケットに入れて歩けるラストだった。
(みかんてぃ)

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