第1話、まさに開幕ダッシュって感じだった。
久部(三成/菅田将暉さん)が劇団から追い出され、八分坂に迷い込んでからは、とにかく人が出てくる出てくる。
でもキャラ一人ひとりに添えられた“荒ぶる”とか“得体のしれない”とかの肩書きがクセ強すぎて、逆に覚えやすい。
三谷幸喜さんの脚本らしいテンポで、頭が追いつかないのにワクワクしてしまった。
シェイクスピアの言葉と渡辺謙さんの声
「どうなろうとも、時は過ぎる、どんなひどい日でも」。
シェイクスピア『マクベス』の引用から始まる第1話。
そのエピグラフを渡辺謙さんの低い声が読み上げる瞬間、画面の空気が一気に重厚になった。
ただの青春群像劇じゃなくて、舞台と文学、現実と虚構が織り交ざる雰囲気を一発で作ってくる。
まさか冒頭からこんな仕掛けを入れてくるとは、期待値をぐんと上げられた。
八分坂に漂う妖しさと久部(菅田将暉さん)の転落
劇団を追放された久部(菅田将暉さん)が迷い込む八分坂。
ネオンの色合いは華やかなのに、路地の奥は影が濃い。
お堅い巫女の樹里(浜辺美波さん)、白紙のおみくじで翻弄する姿が印象的。
得体のしれないおばば(菊地凛子さん)の予言めいた言葉もぞわっとする。
久部の転落と再生が、この商店街の住人たちと絡むことでどう変わるのか、入り口からすでに混沌。
一気に30人近く登場する圧倒的なキャラの波
いざなぎダンカン(小池栄子さん)、毛脛モネ(秋元才加さん)、伴工作(野間口徹さん)、うる爺(井上順さん)、風呂須太郎(小林薫さん)…。
第1話から主要キャラが次々と顔を出す展開は、混乱するかと思いきや妙にクセが強くて忘れない。
紹介テロップの一言で性格や役割がビシッと伝わるのもユニーク。
視聴者が「覚えられるかな」と言いながらワクワクしてしまうのも納得。
これだけ多彩な人物たちをどう絡めていくのか、群像劇としての厚みが最初から詰め込まれていた。
リカ(二階堂ふみさん)との出会いと奪われたかばん
久部はスナックでリカ(二階堂ふみさん)と遭遇。
でもそこはぼったくりで、高額請求を支払えず、トニー安藤(市原隼人さん)にシェイクスピアの愛書が入ったかばんを奪われる。
警察に相談しても門前払いで、結局自力で潜入。
ウェイターのケントちゃん(松田慎也さん)を追いかけた先にWS劇場がつながっていて、そこでリカの本当の姿を目にする。
赤いドレスで踊る姿は美しくも、光が当たらず冴えない。
そこから久部の演出家魂が火を噴くのだった。
照明を動かした瞬間、久部の目に宿った炎
リカ(二階堂ふみさん)の踊りに光を当てようと、照明機材に向かう久部(菅田将暉さん)。
「なんで自由に舞台を使わないんですか」と蓬莱(神木隆之介さん)に問いかける熱。
答えは“スタッフがいないから”というシンプルで残酷な理由。
でもそれを聞いた久部の行動力は止まらない。
真っ赤な照明に照らされたリカの微笑みと、演出家としての久部の眼差しが重なった瞬間、画面の温度が一気に跳ね上がった。
まとめ
第1話は、三谷幸喜さんらしい群像劇の豪華な幕開けだった。
久部(三成/菅田将暉さん)の荒ぶる熱と、リカ(二階堂ふみさん)の妖艶な踊り、蓬莱(神木隆之介さん)や樹里(浜辺美波さん)らが散りばめる人間模様。
照明を当てるという小さな行為が、物語全体のシンボルみたいに響いた。
SNSが「初回からスタンディングオベーション」と盛り上がったのも当然。
次に誰の光が当たるのか、楽しみで仕方ない。
(ゆめのん)
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