「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」第1話、“マクベス”でざわついた夜(感想)(ネタバレがあります)

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第1話、オープニングから温度が高くて、スマホ握りしめたまま息止まった。
久部(菅田将暉さん)が劇団員に囲まれて、言葉のナイフみたいに演劇論を投げるの。
刺さる人には深く刺さるやつ。
こっちの心拍は上がりっぱなしなのに、彼はむしろ冷静で、でも目だけ燃えてる。
唐突に飛び出した“あの単語”が空気を変えて、SNSを一瞬で沸かせたのも納得。
ざわつくの、わかりみしかない。

稽古場で火花:演劇論バチバチの開幕

久部(菅田将暉さん)が「もっと分かりやすく?」って迫られて、「『夏の夜の夢』の“夏”は蚊取り線香で表すんだ」ってド直球。
蚊取り線香がくるくる燃えるの、舞台上では時間の渦にも季節の湿度にも見える…って理屈、わかるのに、反発する声は止まらない。
「シェイクスピアはそんなこと書いてない!」と詰められて、久部が「蜷川先生は『マクベス』を巨大な仏壇でやった。だからこそ演劇なんだ」と反論した瞬間、場の酸素が薄くなった感じ。
正しさと好きの軸がズレるあの瞬間の居心地の悪さ、めっちゃリアル。
理解されない痛みが、台詞の端っこにずっと残る。

渋谷から8分、八分坂のネオンが呼ぶ

劇団から飛び出した久部は、渋谷から歩いて8分の“八分坂”へ。
ストリップ小屋のネオンが滲むアーケードに刻まれた言葉、「Pray speak what has happened(何があったか話してごらん)」がやさしくて鋭い。
逃げたはずなのに、呼び止められて告白を促される感じ。
昭和の秋の空気がまだ残ってるみたいな通りで、失敗の匂いと希望の匂いがまざる。
靴底の音、遠くのサックス、湿ったポスター。
世界が少しだけ舞台の裏側へスライドしていく演出、しびれる。

案内所のおばばと“ぺログリーズ”の扉

無料案内所のおばば(菊地凛子さん)が、ただ者じゃない包容力。
見透かす目つきなのに、言葉はやわらかいの反則じゃない?
彼女に導かれて入る「ぺログリーズ」は、光が低くて、声が丸く響く小さな箱。
扉を押した瞬間の温度差で、久部の肩から力が抜けるのが伝わってくる。
居場所って、説明できないけど体温でわかる。
おばばの一挙手一投足に“物語の鍵を握ってますけど何か?”の余裕が漂ってて、次の一手を期待させる。
菊地凛子さん、朗らかさの中に魔法混ぜるのうますぎ。

“マクベス”の一言でSNSがザワついたワケ

「マクベス」って口にしただけでTLが一斉に反応したの、笑ってしまった。
「コント始まっちゃうかと思うやんか」「さすがに意識してる?」みたいなコメントが連なって、記憶のドアが勝手に開く。
過去の役と現在の役が一瞬だけ重なる遊び心、俳優のキャリアが観客の体験に接続される瞬間が尊い。
作品の外側の文脈を“ノリ”で拾いつつ、本編はシリアスに走り抜けるバランス感覚、好き。
名字ひとつで空気を変えるパワーワード、やっぱり強い。

予感の人たち:ダンサー、放送作家、巫女

終盤にふいっと差し込まれたダンサー(二階堂ふみさん)の身体表現が、物語の呼吸を深くする。
音に合わせて景色まで脈打つ感じ、静かに衝撃。
放送作家(神木隆之介さん)がどのタイミングで絡んでくるのか、言葉の化学反応が楽しみすぎる。
そして巫女(浜辺美波さん)の気配は、運命の糸をそっと引っ張る前兆みたい。
舞台袖から誰かが見ているような、視線の温度だけが先に届くの、ゾクっとする。
キャラクターの入口を“匂わせ”で見せるの、三谷節の余白の使い方って感じ。

まとめ

第1話は、言葉で殴り合って心で抱きしめる回。
久部(菅田将暉さん)の不器用な誠実さに、刺されつつも救われるのが悔しい。
おばば(菊地凛子さん)は安全地帯でありトラブルの呼び水。
ダンサー(二階堂ふみさん)の一振りで景色が変わり、放送作家(神木隆之介さん)が入ってきたら台詞の温度が跳ねそう。
失敗の跡がちゃんと美しい世界、次の幕が上がるのが待ちきれない。
(みかんてぃ)

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