第2話、終盤で一気に心を持っていかれた。
久部(菅田将暉さん)がWS劇場の面々に向かってプレゼンを始めた瞬間、空気が変わる。
あのテンション、語りのスピード、目の熱量。
まるで観客も一緒に劇場の中にいるみたいで、息をのむしかなかった。
言葉で人を動かすってこういうことなんだな、って妙に納得してしまった。
寂れた劇場、静かな幕開け
第2話の冒頭、WS劇場の空気がひたすら寒い。
風営法の改正で、あの頃の熱狂がまるで夢の跡みたいになってる。
パトラ(アンミカさん)がステージに立っても、拍手の音がスカスカで痛いほど響く。
その切なさの中で、久部(菅田将暉さん)が法被を着てピンスポを当てる姿が、なんだか不器用な希望みたいに見えた。
現実の重みと、それでも何かを変えたい若さの衝突。
このギャップがもう、静かな炎みたいで刺さる。
久部とリカ、再会の温度差がリアルすぎた
久部が劇場の楽屋を訪れて、リカ(二階堂ふみさん)と再会するシーン。
「頑張ります!」と勢いよく言う久部に、リカが冷めた目で視線をそらす。
その一瞬の間がリアルすぎて、空気がピタッと止まる。
前の関係性を匂わせるようなセリフもないのに、ふたりの間の“過去”が確かにある感じ。
二階堂ふみさんの温度を下げる演技が、ほんと絶妙。
無関心と寂しさの中間みたいで、余韻が残る。
劇場閉鎖の宣告、そして久部の立ち上がり
支配人の大門(野添義弘さん)が、劇場の閉鎖を宣言するシーンは静かに重い。
リカたちが納得できない気持ちも、現実の厳しさも、どっちもわかるから余計につらい。
でもその空気を切り裂くように久部が「ちょっといいですか?」って立ち上がる。
その声のトーンで一気に場が変わる。
あの瞬間、物語が“次の章に入った”ってはっきりわかった。
久部のプレゼン、完全に心をつかまれた
久部の熱弁、まじで鳥肌ものだった。
「芝居をやるんですよ!」って叫ぶシーン、菅田将暉さんの声の伸び方が気持ちいい。
流れるようなプレゼン、現実的な話と理想を絶妙に混ぜて説得していくテンポ。
「どうせ閉めるなら一回トライしてみませんか?」って一言が、まるで観客にも言われてるみたいで、心が震えた。
大門やリカが少しずつ顔を上げていく演出も完璧。
“人の心を動かす瞬間”って、こういう映し方が一番響く。
脇役たちの存在感:おばばと蓬莱がいい味
おばば(菊地凛子さん)と蓬莱(神木隆之介さん)の登場がまた絶妙。
急に現れて場をかき乱すんだけど、不思議と場が整う感じ。
おばばの言葉の一つひとつが、ちょっと皮肉で、それでいて妙に優しい。
蓬莱の軽いノリが空気をほぐしてくれて、久部の熱を冷まさない。
脇の支えがあるからこそ、久部の熱が浮かずに深く届く。
このバランス、三谷幸喜さんらしさが全開だった。
SNSの反応も熱かった
放送直後から、「久部のプレゼン力やばい」「菅田くんの話し方が胸に響く」みたいな声が溢れてた。
“久部のオンステージ”って表現、ほんと的確。
見てる側もあの劇場の中にいる気分になる。
物語がようやく動き出して、「これからが本番」って感じ。
三谷さんの脚本が、やっぱり人の情熱を描くのが上手すぎる。
第2話にして、このドラマが“舞台と現実の境界線”を遊び始めたのを感じた。
まとめ
第2話は完全に久部(菅田将暉さん)のターン。
寂れた劇場を“もう一度光らせよう”とするその姿が、まっすぐすぎて泣ける。
リカ(二階堂ふみさん)や大門(野添義弘さん)、パトラ(アンミカさん)との掛け合いも深みが出てきて、次回が楽しみすぎる。
プレゼンの熱が冷めないままエンディングに入る感じも最高だった。
このドラマ、これからどんどん“芝居の中の現実”をえぐってきそう。
(みかんてぃ)
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