花村薫(波瑠さん)と日高茉海恵(川栄李奈さん)が初回から全開。
真逆な2人が交わす禁断契約、“ニセママ”の始まりが想像以上にアツかった。
しかも最後には黒木竜馬(向井康二さん)まで巻き込まれて“ニセパパ”爆誕。
笑うしかない展開なのに、ちゃんと泣けるのズルい。
この温度差、癖になる。
薫(波瑠さん)の挫折がリアルすぎて胸がキュッとした
東大卒・元三ツ橋商事という完璧スペックの薫が、転職でボロボロになってるの、現実味すごかった。
「キャリアアップのため」って言葉を何回も繰り返すの、強がりとプライドの間で揺れてる感じ。
エージェントの「もう上がない」って冷たい現実、グサッと刺さる。
でも、そんな薫が茉海恵(川栄李奈さん)と出会ってからの流れが一気に変わる。
人生が、予定調和を壊した瞬間にドラマになるって感じがして鳥肌。
彼女の静かな芯の強さが、次第に光っていくのが見事だった。
茉海恵(川栄李奈さん)の“元ヤン社長ママ”が破壊力満点
初登場からオーラ強め。
髪型も仕草も「社長なのにヤンママの風格残ってる!」ってなる。
6歳の娘・いろは(池村碧彩ちゃん)の受験話をする時の真剣な顔、ギャップ萌え通り越して尊敬。
シングルマザーでベンチャー経営、しかも炎上に耐えてる姿、かっこよすぎる。
でもちゃんと不器用で、人間らしい。
「お受験の日、代わりに面接受けて」って薫に頼むシーン、あれ勇気だと思う。
リスクも全部わかってて、それでも娘の夢を守ろうとする母の顔に泣いた。
いろは(池村碧彩ちゃん)の生意気さがクセになる
最初の家庭教師シーンでの小悪魔っぷり、天才子役すぎる。
茉海恵の前ではいい子なのに、薫と2人きりになると別人格。
壁に落書きしてる姿、カオスなのに可愛いってどういうこと。
でも、ただの反抗じゃなくて、寂しさの裏返しなんだよね。
薫がそれに気付いた瞬間、表情がふっと優しくなって、あの距離が少しだけ縮む。
一緒に笑った後の静けさが、なんか家族の始まりみたいでじんわりきた。
黒木竜馬(向井康二さん)の“ニセパパ”デビューが最高すぎた
家族写真の撮影シーン、空気ゆるくて一気に笑った。
茉海恵に「笑って」って言われて無理やり口角上げる黒木、完全に巻き込まれ型。
状況分かってないのに全力でやるそのノリ、向井康二さんの芝居の温度感が絶妙。
“舎弟感”ってSNSで言われてたけど、ほんとそれ。
見た目はクールなのに中身ちょっと不器用、バランスが天才的だった。
ニセママとニセパパ、もはや合法的コント。
でも、どこかほろ苦くて温かい空気もあって、ずっと見ていたくなる。
ウソとホントの境界線がどんどん曖昧になる
母親代行とか完全にアウトな設定なのに、見てるうちに応援したくなってしまう不思議。
薫(波瑠さん)の「正しいことをしたい」気持ちと、茉海恵(川栄李奈さん)の「守りたい」愛情が、少しずつ同じ方向を向いていく。
罪悪感の中で生まれる絆って、言葉にできない尊さがある。
家族写真の笑顔がフェイクなのに、誰よりも本物っぽく見えた瞬間、胸がギュッとなった。
次回、どんな代償が待ってるのか怖いけど、目が離せない。
まとめ
第1話は、ウソから始まる“家族ごっこ”が、いつの間にか本音を映す鏡になってた。
薫(波瑠さん)は自分を取り戻し、茉海恵(川栄李奈さん)は母としての覚悟を見せ、いろは(池村碧彩ちゃん)は小さな心で世界を動かす。
そして黒木竜馬(向井康二さん)が混ざることで、全部がちょっと不器用で、でも完璧に温かい。
禁断の設定なのに、見終わった後に残るのは優しさだった。
“ニセママ”のはずなのに、あの笑顔はたぶん本物。
(さくらん)