『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第1話、めんつゆがつなぐ男の友情が尊すぎた(感想)(ネタバレがあります)

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第1話、想像以上にテンポが良くて笑ったのに、最後ちょっと泣けた。
海老原勝男(竹内涼真さん)の価値観の古さにツッコミどころ満載なのに、なぜか憎めない。
そして白崎ルイ(前原瑞樹さん)の優しさがじわじわ沁みる。
あの“公園ランチ”の空気、まるで昼ドラと癒やし系YouTubeの間みたいだった。

鮎美(夏帆さん)の「無理」から始まる現実

山岸鮎美(夏帆さん)は、いわゆる“完璧彼女”タイプ。
恋人のために料理して、笑って、気を使って…。
でもプロポーズの瞬間に「無理。別れたい」って言うのが衝撃だった。
あの一言に、全部詰まってた。
勝男(竹内涼真さん)は“恋愛してる俺”が完璧だと思ってたけど、実はそれが一番ズレてた。
夏帆さんの静かな演技がリアルで、目の奥に溜めてたモヤモヤが爆発する感じ。
料理はただのきっかけで、これは“自分を取り戻す物語”なんだなって思った。

勝男(竹内涼真さん)、初めての筑前煮に撃沈

勝男が初めて台所に立ったときのぎこちなさ、リアルすぎて笑った。
フライパンの前で「もう料理なんてしない!」って叫ぶ姿、まるで中学生男子。
でもその“できない自分”にイライラしながら、初めて鮎美の大変さに気づく。
料理を通して人の気持ちに気づくって、ベタだけどグッとくる。
筑前煮が焦げて、焦った顔の竹内涼真さんがかわいすぎた。
“完璧男”が崩れていく姿、まさに令和版の成長コメディ。

白崎ルイ(前原瑞樹さん)という癒やしの存在

白崎(前原瑞樹さん)、もう天使。
「俺が料理担当なんですよ」って自然に言えるのが素敵すぎた。
勝男の古臭い発言にも、最初はスルーして優しく返す。
でも「めんつゆは手抜き」と笑われた瞬間の表情、ちゃんと怒っててリアルだった。
「めんつゆが何でできてるかも知らないじゃないですか!」ってセリフ、名言すぎ。
“優しい人ほど怒ると刺さる”って、こういうこと。
前原さんの柔らかい演技が最高で、SNSで「白崎くん仏」って言われてたのも納得。

めんつゆでつながる、公園ランチの奇跡

翌日、勝男が「めんつゆ作った。食う?」って言うシーン。
急に素直で、思わず「成長早っ!」ってツッコんだ。
公園で二人並んでそうめんを食べる姿、なんか青春だった。
「お口に合うかわからないけど」って一言が、彼の変化をちゃんと見せてくれた。
白崎(前原瑞樹さん)が「おいしいです!」って笑うのも優しすぎて、癒やし力MAX。
しかも弁当交換する流れ、尊い以外の言葉がない。
このドラマ、ただのラブコメじゃなくて、“優しさの連鎖”を描いてる感じ。

周囲のキャラたちが物語を広げる

白崎以外にも、勝男の会社の仲間や家族のキャラが濃い。
後輩の南川(杏花さん)の「作ってみたら?」が全ての始まりだし、
勝男の両親(菅原大吉さんと池津祥子さん)がまさに“昭和夫婦”で、
彼がどう育ってきたかが一瞬でわかる。
この価値観の継承と断絶を描く感じが、ただのコメディに深みを出してる。
“フォーエバーラブは東京で”のトレンディードラマパロディも、笑えるのに地味に刺さった。
「完璧を演じる男の滑稽さ」を皮肉ってて、構成がうますぎる。

まとめ

第1話は、笑って、刺さって、最後ほっこりする完璧な導入だった。
竹内涼真さんの“ダメかわいい”演技と、夏帆さんの静かな怒りの対比が最高。
前原瑞樹さんの白崎は癒やしそのもので、彼の存在が物語の温度を上げてた。
「じゃあ、あんたが作ってみろよ」って言葉が、こんなに優しい意味になるなんて思わなかった。
めんつゆひとつで人が変われるって、ちょっと希望ある。
このドラマ、癒やしの中に社会のリアルがちゃんと見える。
(あやぴょん)