「第3話、心がずきっとしたんだけど…」って気分。
ベイビー★スターライトの3人、まずは高宮ルイ(田辺桃子さん)、早川テルマ(横田真悠さん)、沢北イズミ(林芽亜里さん)。
“一蓮托生”って言葉が軽く聞こえないくらい、関係が濃くなってきたのに、トラブルは無限湧き。
笑えないのに、ちょっとだけ救われる瞬間もあって、感情の置き場所が迷子。
ベビスタの“いま”が痛い:第3話のざっくり空気
3人は事務所社長・羽浦(田村健太郎さん)の件で共犯という重さを抱えたまま、毎日が綱渡り。
ミチル(なえなのさん)に弱みを握られそうだし、埋めた場所が荒らされた気配まであって呼吸が浅くなる。
さらに、ルイの幼なじみの刑事・望月(曽田陵介さん)が“行方不明”の話を耳にして接近。
外でも内でも圧が強くて、スマホの通知音が爆発に聞こえるテンション。
なのに3人のご飯タイムは、薄暗い部屋で灯る豆電球みたいに温かくて、そこに希望を探しちゃう。
テルマ(横田真悠さん)の過去、優しさの仮面が割れた瞬間
テルマが同級生に遭遇して一気にフリーズ、自室にこもる流れがリアル。
苦手な勉強、極貧、いじめ。
下駄箱のラブレターは救いじゃなくて罠で、「アイドルみたいにかわいくて人気じゃないと無理」と嘲られた真実が胸に刺さる。
ライブに来た元同級生の嘲笑で古傷が再出血、SNSの悪口が追い打ち。
ここで高宮ルイ(田辺桃子さん)が「ここがテルマの居場所でしょ?」って差し出す言葉が柔らかくも強い。
頑張りを見てきた人の声って、自己否定の迷路にロープを投げるんだと感じた。
下谷(テイ龍進さん)の推理が鋭い:トロフィー、そして“絵になる”仮説
マネージャーの土井(トラウデン直美さん)が依頼した調査会社の下谷(テイ龍進さん)がマンションに来るくだり、心拍数上がる。
羽浦の元妻の証言、消えたベビスタのトロフィー、小さな点を線にして“ある1枚の絵”を作る推理がえげつない。
イズミ(林芽亜里さん)と羽浦の関係をカマかけるのも、ためらいゼロ。
押し入れに手が伸びた瞬間、空気が固まる。
ルイ(田辺桃子さん)は一人で背負う覚悟まで決めてて、肝が据わってるのに、年相応の震えも同居してるのが切ない。
“名演技”で風向きが変わる:テルマ(横田真悠さん)の涙が武器になる
帰ってきたテルマが「ほんまのこと話します」と切り出して、まさかの“社長を信じてた”路線で逆襲。
接待もがんばってた、と震える声で語る姿は、ただのごまかしじゃなくて、かつて掴みたかった夢の名残りみたいで、視線をそらせない。
下谷(テイ龍進さん)が話に引き込まれてる隙に、ルイが押し入れからトロフィーを移動。
息を止める一連の編集が丁寧で、時間が伸び縮みする感覚。
危なっかしいのに、最後の1ミリで踏ん張る彼女たちに、手汗と同時に小さな拍手が漏れた。
“一蓮托生”の重み:3人の距離が罪と一緒に縮まる
自分を終わらせようとしたテルマを引き留めたのは、ルイとイズミ。
罪は消えないのに、肩を貸す誰かがいるだけで立ち直れる夜がある。
望月(曽田陵介さん)が近づき、未解決連続殺人の影も濃くなる。
河都(城田優さん)や矢崎(増田貴久さん)の存在が、過去と現在をまぜる調味料みたいに効いていて、物語の温度を上げる。
ラスト、警察官の出現で画面の空気が一気に冷え、次の一手を考える余白だけが残るの、ずるい。
まとめ
第3話は、痛みの履歴書みたいなテルマの告白と、下谷の追い詰め方が真っ向勝負。
ルイ(田辺桃子さん)の機転、イズミ(林芽亜里さん)の揺れる瞳、全部が“今ここで生き延びる”ための鼓動になってた。
正義も嘘も等身大のサイズで転がって、簡単にジャッジできない。
次に待ってるのは罰か救いか、答えはまだ遠いけど、3人で同じ方向を見た瞬間だけは、確かに光ってた。
(ゆめのん)

