第2話、あまりにも濃密で息が止まりそうだった。
純浦千明(長野凌大さん)と江永歩/アイ(藤林泰也さん)の距離が近づくたび、空気が変わる。
指先ひとつで心拍数が跳ね上がるドラマって、久々に見た。
とにかく千明の“もじもじ”が罪。
あの瞬間、画面の中に引きずり込まれる感覚だった。
千明(長野凌大さん)の夢と、運命の出会い
服飾専門学校に通う千明(長野凌大さん)は、憧れのモデル・アイ(藤林泰也さん)に自分の服を着てもらうことを夢見てる。
でもコンペではペアを組む必要があり、友だちがいない千明はモサい江永歩(藤林泰也さん/アイと同一人物)と余り物同士で組むことに。
最初はそっけない態度の千明だけど、江永のデザインを見るうちに“センスがあるかも”と気づき始める。
夜遊びに誘って距離を詰めようとする姿は、純粋なのにどこか挑発的で、ちょっと危うい。
クラブの照明とペイントイベントの色が混ざって、まるで恋の始まりを描くキャンバスみたいだった。
クラブのロッカールーム、背中に触れる指先
第2話のハイライト。
ペンキまみれの白Tを脱ぐ千明の背中にペンキがついていて、江永がそれを指で掻く。
白い肌に指が触れた瞬間、時間がゆっくり流れた気がした。
胸に服を抱えたまま、上目遣いで「江永、まだ取れないの?」って言う千明(長野凌大さん)がかわいすぎて反則。
江永(藤林泰也さん)の視線が揺れて、触れるたびに空気が熱を帯びる。
“感じてる”とか“恥ずかしい”とか、そんな言葉を超えて、純粋に美しい。
SNSで「息してる?」「今3周目です」って言葉が並ぶのも納得の色っぽさだった。
アイ(藤林泰也さん)の二重の想い、煙の中でほどける心
帰宅後、江永がかつらを外してアイに戻るシーンが静かに刺さる。
ベランダでたばこを吸いながら、千明を思うモノローグ。
「騙すつもりはなかったけど、あのピュアさを見ると…穢したくなる」っていう独白が危険すぎて美しい。
藤林泰也さんの表情が冷たくて柔らかい、相反する温度を持ってて、アイと江永の間に境界がなくなる瞬間。
“欲望”と“愛情”が混ざっていく音が聞こえそうだった。
夜遊びのペイントイベントが象徴する2人の化学反応
筆を持ってペンキを塗り合う2人、無邪気さの中に色気が滲んでた。
最初は距離を取ってた千明が、笑ってはしゃぐ姿に変わるのが自然で。
江永がさりげなく手を引くたび、彼の“アイ”としてのオーラが漏れ出すのもたまらない。
色で遊ぶシーンがまるで感情の発露みたいで、視覚的にも心に刺さる。
一瞬一瞬が恋の練習みたいで、見てる側まで心臓が追いつかない。
背中越しの恋と、すれ違う二つの心
千明は気づかない。
目の前にいる江永が、憧れのアイだということを。
その“知らない”距離が切なさを増幅していて、ふたりの関係が危うくて美しい。
江永(=アイ)は千明のピュアさに惹かれながらも、自分の正体を隠したまま近づく。
その構図が、愛と罪のバランスを完璧に保ってる。
第2話の終盤、画面の温度が上がったままフェードアウトしていくのが、まさに恋の予感そのものだった。
まとめ
第2話は、千明(長野凌大さん)の可愛さと、アイ/江永(藤林泰也さん)の危うい優しさがぶつかる回。
クラブの光、背中の温度、たばこの煙。
全部が三角関係の“はじまり”を描くパーツみたいで、感情が交差してた。
藤林さんの二役の演じ分けも見事で、視線ひとつでキャラが変わる。
“萌え”と“痛み”が同居するこの世界、もう抜け出せない。
(ほのりん)