ばけばけ — 第15回、衝撃の真実と涙の朝(感想)(ネタバレがあります)

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第15回、もう朝ドラとは思えないレベルの衝撃だった。
トキ(高石あかりさん)が抱えてきた“家族”の真実が明かされて、心が追いつかない。
ネットでは「鬼展開」「号泣の朝」って言葉が飛び交ってたけど、ほんとその通り。
見終わっても涙が止まらなくて、コーヒー冷めたままだった。

傳(堤真一さん)の回復と、工場での小さなひずみ

トキの献身が続いて、傳(堤真一さん)の体調にようやく回復の兆し。
けど平穏は長く続かない。
工場では検番の平井(足立智充さん)の厳しい検査が行われてて、せん(安達木乃さん)がミスを連発。
その瞬間、平井が怒ってせんの頬を叩いてしまう。
その一撃を、久しぶりに姿を見せた傳が目撃してしまう。
静かな空気が一瞬で凍りついて、誰も息をしてないみたいだった。

三之丞(板垣李光人さん)の“本音”がこぼれ落ちる

傳に事態を説明するよう迫られた三之丞(板垣李光人さん)。
最初は黙っていたけど、「無理ですよ、今さら…」って言葉から、一気に感情が溢れ出す。
「声すらかけてもらったことのない三男坊が、都合よく駆り出された」って…。
その言葉、ずっと胸に溜まってたんだと思う。
冷静な三之丞が壊れていく瞬間、見てるこっちも息を飲んだ。
そして、口をついて出た言葉が――「何のことはない、うちの子だった」。
その一言で、すべてが変わった。

トキ(高石あかりさん)の静かな覚悟

トキに謝る三之丞に、トキはただ「もう知っちょるけん」とつぶやく。
あの柔らかい声が、心に刺さった。
驚くタエ(北川景子さん)や三之丞に向かって、「誰に聞いたわけではございません。ですが…自然と、そうなのではないかと…」。
トキの勘の鋭さより、その受け止め方の優しさに涙が出た。
怒りも恨みもなく、ただ“そうなんだ”と受け入れる彼女の表情が、もう大人の強さそのものだった。

父の告白と、最期の別れ

傳(堤真一さん)が「お前は…わしとタエの子ではない。松野司之介と松野フミの子じゃ」と言い終えた瞬間、世界が止まった。
そのまま傳が倒れ込み、二度と目を覚まさない。
トキは泣き叫ぶこともできず、ただその場に崩れ落ちる。
サワ(円井わんさん)の胸で声を上げて泣く姿、もう、見ていられなかった。
高石あかりさんの泣き方がリアルすぎて、胸がぎゅっと掴まれる。
“知ってた”と言いながらも、やっぱり娘としての心が壊れていく音が聞こえた。

SNSがざわついた「鬼展開」

放送直後、Xでは「号泣の朝」「やるせなすぎる」「泣きながら出勤」などの声があふれてた。
トキの涙に共鳴して、全国が一緒に泣いた感じ。
「週末にこれはきつい」「朝ドラの優しさどこ行った」なんてつぶやきも多かったけど、それだけ心を動かした証拠。
感情を絞り取られても、また次を見たくなるのが『ばけばけ』の不思議な魔力。

まとめ

第15回は、真実が暴かれる“鬼展開”の中にも、愛の形が確かにあった。
高石あかりさんのトキは、優しさと絶望を同時に抱えて立ってた。
堤真一さんの傳の最期の言葉、あの一瞬にすべての想いが詰まってた気がする。
泣いて、苦しくて、それでも見届けたいと思わせる。
そんな朝の25分だった。
(こころん)