第2話は、息するたびに胸が痛くなるような静かな再会回だった。
由宇(葵わかなさん)と真央(神尾楓珠さん)、3年ぶりの“ふたりきり”があんなにもやわらかくて、なのに苦しい。
笑いながらも目の奥に涙を隠してるような、そんな空気だった。
時間が経っても消えない気持ちって、やっぱりあるんだなと思わせてくれた。
3年ぶりの再会、名前を呼ぶ声の温度
営業から広報部に異動して東京へ戻ってきた由宇(葵わかなさん)。
新プロジェクトの会議で再会したのは、まさかの真央(神尾楓珠さん)。
フリーのイラストレーターとして参加していた彼の「久しぶり」という一言が、あまりにも淡々としていて刺さった。
しかも、会議の場で「高校の同級生で友達です」と紹介するその冷静さ。
由宇の顔が一瞬こわばるのを見て、過去と今の距離が一気に浮き彫りになった。
名前を呼ぶ声のトーンひとつで、二人の関係の温度がわかってしまう。
由宇(葵わかなさん)の揺れる心と“仕事”の強がり
突然の再会を引きずりながらも、仕事を完璧にこなそうとする由宇(葵わかなさん)。
営業職時代の努力を買ってくれた野北(白洲迅さん)への恩もあって、今は前だけを見ようとしてる。
でも真央(神尾楓珠さん)が視界に入るたび、笑顔の裏で感情がこぼれそうになる。
「仕事仲間として頑張る」って言葉を口にするたび、ほんとは心が抵抗してるのがわかる。
そんな強がりが愛しくて切ない。
真央(神尾楓珠さん)の“何も言わない優しさ”がずるい
真央は相変わらず静かで、何も説明しない。
でも目線の端に、由宇(葵わかなさん)をちゃんと置いてる。
颯(藤原丈一郎さん)との会話でも、本心を言わずに飲み込む。
妹の莉津(本田望結さん)に「もう由宇の話はするな」と言われて、何も返さない彼の沈黙が痛い。
言葉よりも優しさが重くて、見てるこっちが苦しくなる。
本当はまだ想ってるのに、それを隠してる感じが伝わってきた。
公園での“たい焼き”とボート、心が近づいた一瞬
由宇の25歳の誕生日に、二人で公園へ。
資料集めという名目なのに、まるで昔のデートの続きみたいだった。
たい焼きを分け合って、ボートに乗って、少しずつ笑顔が戻ってくる。
「また普通に話せるようになれたらうれしい」って言葉が優しく響いた。
真央の「ありがとう」が短いのに温かくて、涙腺が緩む。
どの瞬間を切り取っても、まだ終わってない恋が漂ってた。
SNSがざわついた“まだ好き”の空気
放送後、「元カレとボートは無理」「まだお互い好きでしょ」「復縁して!」って声が止まらなかった。
「普通に話せてるだけで泣ける」「真央の表情が複雑すぎる」っていう感想も多かった。
二人の沈黙の間にある感情を視聴者が全部感じ取ってた。
切ないけど、どこか希望の匂いもして。
“終わり”がある恋の先に、まだ何かが残ってる。
まとめ
第2話は、“再会しても終わらない恋”の静かな証明だった。
由宇(葵わかなさん)の素直さと、真央(神尾楓珠さん)の不器用さ。
そのどちらも、愛しさのかたちだった。
たい焼きの甘さが、二人の距離の象徴みたいに感じた。
過去の続きを生きるのか、新しい関係を築くのか。
次の一歩がこわいのに、見たくてたまらない。
(あやぴょん)
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