『ちょっとだけエスパー』、社名の意味が深すぎて鳥肌(感想)(ネタバレがあります)

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第1話、タイトルの“ちょっとだけ”どころか、世界観が思ってたよりずっと深かった。
文太(大泉洋さん)の再就職先「ノナマーレ」。ただの変な会社名かと思ってたのに、最後の一言で一気に意味が変わった。
笑いながら見てたはずなのに、終盤で空気が止まった。
“愛してはいけない”って言葉が、心にズシンと残る。
優しいテンポの中に、切なさが潜んでるタイプのドラマ。

どん底サラリーマンの再就職先がまさかのエスパー企業

会社をクビになって、家族もお金も失って、まさにどん底の文太(大泉洋さん)。
そんな彼のもとに届いた「ノナマーレ」からの面接案内。
もうこの時点で普通じゃない。
最終面接で出された課題は「カプセルを飲むこと」。
しかも飲んだら即合格で、「あなたは今日からエスパーです」って社長・兆(岡田将生さん)に言われる展開。
これ、面接っていうより洗礼。
文太が「触れている間だけ、心の声が聞こえる」能力に気づくシーン、最初は笑えるのに、だんだん不気味になってくる。
人の“本音”って、こんなに重たい音がするんだ。

仮の妻・四季(宮崎あおいさん)の存在が柔らかくて不安

「ノナマーレ」が用意した社宅に行くと、そこには“妻”の四季(宮崎あおいさん)が待っていた。
「夫婦として生活するように」とだけ告げられ、戸惑う文太。
四季の微笑みがやさしすぎて、逆に怖い。
食卓のシーンも、光がやけに温かくて、不自然な幸福感。
まるで“理想の生活”を再現してるみたい。
宮崎あおいさんの柔らかさがこの役にぴったりすぎて、余計に不穏。
優しさの中に、どうしようもない孤独が漂ってた。

「NON AMARE=愛してはいけない」衝撃の意味

ラスト、兆(岡田将生さん)からの電話で流れが変わる。
「最も大切なルールを破らないように。ノナマーレ、NON AMARE、人を愛してはならない」
ここで鳥肌。
会社の名前がそのまま“禁令”だったなんて。
四季に触れて聞こえてきた「愛してる」「幸せ」って心の声が、一瞬で悲しく変わる。
彼女は本気で文太を愛してる。
でも、その愛が“禁止”されてる世界。
この瞬間、ただのSFコメディじゃなく、切ないラブストーリーに変わった。
社名の伏線がこんな形で刺さるとは。

「ちょっとだけ」ってタイトルの意味が怖いくらい多層

“ちょっとだけ”っていう言葉が、文太(大泉洋さん)の能力にも、人生にも、愛にも全部かかってる。
少しだけ人の心が聞こえる。
少しだけ幸福を感じる。
でも、その“ちょっと”があるからこそ、全部が壊れていく。
野木亜紀子さんの脚本らしい皮肉と温度差。
笑えるのに、心が凍る瞬間がある。
普通のヒーローものじゃなく、人の弱さに寄り添うヒーロードラマって感じ。

SNSの反応がまるで考察会

放送後、タイムラインが“ノナマーレ”で埋まってた。
「そういう意味だったのか」「社名で泣くとは思わなかった」「四季ちゃん何者なの?」って声が続出。
みんな同じ場所でゾクッとしてた。
“会社名”っていう小さなピースでここまで物語をひっくり返すの、すごすぎる。
四季の「愛してる」という声が、本物なのかプログラムなのか、次回が怖い。
優しい音楽が流れるたびに、胸がざわつく。

まとめ

第1話は、“愛してはいけない世界”に投げ込まれた男の物語の始まりだった。
大泉洋さんのコミカルさと哀しさのバランスが絶妙で、笑ってたのに最後で泣きそうになる。
宮崎あおいさんの四季は、ただの妻役じゃなく“何かの鍵”を握ってる存在。
岡田将生さんの兆も、神様みたいで悪魔みたい。
「ノナマーレ=NON AMARE」っていう一言に、全ての謎が潜んでる。
“ちょっとだけエスパー”の“ちょっと”の裏には、“ほんの少しの哀しみ”がある気がした。
(ちーず姫)

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