『小さい頃は、神様がいて』第3話、渉(北村有起哉さん)の優しさが沁みすぎて涙止まらん(感想)(ネタバレがあります)

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静かな夜の中で、心だけが騒いでた。
小倉渉(北村有起哉さん)とあん(仲間由紀恵さん)が、同じ家の中にいても遠い。
でも、ラジオ体操の朝にはちゃんと「優しさの温度」が戻ってくる。
第3話は、離婚をめぐる悲しみを“日常の中の奇跡”に変えた回だった。
岡田惠和さんの脚本、優しさで刺してくるタイプ。

「たそがれステイツ」の夜、言葉の代わりに沈黙が流れる

三世帯が集まる永島家。
あん(仲間由紀恵さん)が離婚の理由を正直に話すシーンは、空気が一瞬で変わった。
「母親じゃない自分を取り戻したい」って言葉、刺さる。
渉(北村有起哉さん)は何も言えず、ただうつむく。
しびれを切らしたさとこ(阿川佐和子さん)が空気を変えてくれるのも、優しい大人の気遣い。
けど、その笑いの裏には、みんなが何かを我慢している気配がした。
夜の静けさが、痛いほどリアル。

渉(北村有起哉さん)と慎一(草刈正雄さん)の男の語り合い

三階の小倉家で、渉と慎一(草刈正雄さん)が語り合う。
「理解はしてる。でも本当に終わるのが怖い」って言葉に、心が震えた。
理屈じゃなく、気持ちが追いつかないあの感じ。
家族を守りたいのに、形を守ることしかできなかった男の切なさ。
慎一も自分の後悔を語って、ふたりの沈黙が“共感”に変わる瞬間があった。
北村さんと草刈さん、声のトーンだけで会話できる俳優ってすごい。

あん(仲間由紀恵さん)と女性陣の夜、やさしい時間の魔法

あんとさとこ(阿川佐和子さん)は、二階で奈央(小野花梨さん)と志保(石井杏奈さん)の部屋を訪問。
テントに入って話す姿が、子どもみたいで可愛かった。
家族のこと、親のこと、みんなが抱えてる“心の小さな痛み”を共有する時間。
あんの「ちゃんと聞いてくれる大人」感が、奈央や志保の表情をほぐしてた。
その柔らかい夜が、朝の涙への前置きだったのかも。

朝のラジオ体操、“さよなら”を言わない優しさ

夜が明けて、全員でラジオ体操。
渉(北村有起哉さん)は嫌々参加してたのに、曲が流れた瞬間に表情が変わる。
子どもたちと一緒に体操していた日々を思い出して、涙が溢れる。
「あんちゃん、離婚しよう。でも、離婚まで仲良くしてほしい」って言葉が真っすぐ刺さった。
愛してるから手放す、でも最後の瞬間まで優しくいたい。
この人の不器用な優しさ、どこまでもあたたかい。
あん(仲間由紀恵さん)の「分かった」の声が、朝の空に溶けていくのがきれいだった。

SNSの反応、「渉が優しすぎる」で溢れる

放送後、「渉が泣きながら体操してて泣いた」「優しすぎて苦しい」「渉の愛が深すぎる」ってコメントがいっぱい。
“号泣ラジオ体操”なんてワードが出るくらい話題に。
みんな、彼の不器用さの中に“本物の愛”を感じたんだと思う。
家族の形は変わっても、優しさの形は残る。
そのメッセージが、画面越しにじんわり伝わってきた。

まとめ

第3話は、泣けるだけじゃなくて、優しさに救われる回だった。
渉(北村有起哉さん)が涙をこぼしながらも、最後まで人を思いやる姿に心を奪われた。
あん(仲間由紀恵さん)もまた、自分を取り戻そうとする勇気が眩しかった。
離婚という選択を、悲劇じゃなく“人生のリセット”として描くのがこのドラマの優しさ。
静かな朝のラジオ体操が、こんなに泣けるなんて思わなかった。
“日常の中にある祈り”を感じた第3話だった。
(ゆめのん)

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