『ザ・ロイヤルファミリー』第3話、頑固親父たちの夢が重なる瞬間に涙止まらん(感想)(ネタバレがあります)

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第3話、静かな夜の酒の席で、こんなにも熱くなるなんて。
山王耕造(佐藤浩市さん)と剛史(木場勝己さん)の「庭先取引」のやりとり、まるで魂がぶつかる音が聞こえた。
妻夫木聡さん演じる栗須栄治の目線を通して見える“男の約束”が渋すぎて、呼吸するのを忘れた。
夢を語るって、こんなにまっすぐで痛いものなんだ。
SNSが泣きのコメントで溢れたのも納得。

庭先取引の重み、酒の音が沁みた夜

耕造(佐藤浩市さん)が酒を持ってノザキファームに現れるシーン、まるで嵐の前の静けさ。
「ちょっと飲みたくなっちゃってさ」と軽く笑う裏で、胸の奥に熱を抱えている感じが伝わる。
剛史(木場勝己さん)の「誰がなんと言おうとこの牧場の馬でG1を取ることです」という言葉。
その一言が、このドラマの根っこを貫いた。
“庭先取引”という古き良き誇りの中に、信念と覚悟が詰まってる。
1億円の値をつけた理由も、金額じゃなく「夢に値段をつけた」っていう想いが泣ける。

山王耕造(佐藤浩市さん)の熱と誠意

耕造の「俺も同じ夢を持っているんだよ」という一言で、剛史の頬が緩む瞬間。
年齢も立場も違う二人が、夢の形だけで繋がる。
「乗らせろよ、あんたの夢に」って台詞、まるで求愛みたいな熱さ。
酒を注ぐ手が震えるのも、感情を隠せない男の誠実さに見えた。
佐藤浩市さんの声が低く響くたびに、心臓が重くなる。
夢を真剣に語れる大人って、もうそれだけで尊い。

剛史(木場勝己さん)の涙が語る“誇り”

「どうかお願いします!」と頭を下げた剛史の姿に、全てが詰まってた。
長年積み上げてきた牧場の誇りと、誰かに託す勇気。
あの涙は敗北でも悔しさでもなく、夢を共有できた安堵の涙だった。
松本若菜さん演じる加奈子がそっと見守る表情も印象的で、親子の絆の静けさが沁みた。
木場勝己さんの芝居、セリフがなくても情景を全部語ってくれる。
あの一滴の涙が、このドラマの温度を決めてた。

栗須栄治(妻夫木聡さん)が見た“人生の旋回点”

父を失い、希望を見失っていた栄治(妻夫木聡さん)が、この二人の会話に居合わせたことが奇跡。
税理士という安定の道を外れた男が、夢を取り戻す瞬間を見た。
「人生が回転する」って言葉がぴったりで、妻夫木さんの眼差しに揺れる灯りが印象的だった。
彼の立ち位置は語り手であり、証人でもある。
この回で“夢は連鎖する”っていうテーマが、やっと形になった。
静かな希望が画面いっぱいに広がる。

SNSが泣いた、夢と誇りの握手

放送後、「頑固親父どもの夢に涙」「庭先取引成立で嗚咽した」って投稿が次々。
「夢を語る大人、最高」「お互いを信じた瞬間が尊すぎる」なんて声も多かった。
確かにこの回、競馬ドラマの枠を超えてた。
取引じゃなくて、信頼の握手。
そして、そこに立ち会えた視聴者の心も一緒に揺れた。
ただの馬の話じゃなく、人生そのものの物語だった。

まとめ

第3話は、“夢を託す”という言葉の本当の意味を見せてくれた回。
耕造(佐藤浩市さん)の情熱と、剛史(木場勝己さん)の誇り、そして栄治(妻夫木聡さん)の再生。
それぞれの人生が交差した瞬間、画面が光って見えた。
「夢は続くものじゃなく、渡すもの」って気づかされるような回だった。
静かで熱い、泣ける日曜劇場。
(みかんてぃ)

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