『ばけばけ』第21話、ついに“運命の人”ヘブン登場!松江に風が吹いた(感想)(ネタバレがあります)

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第21話、ついに来た!
松野トキ(高石あかりさん)とレフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)の出会い。
画面の空気が一気に変わった瞬間だった。
貧しくても前を向くトキの笑顔が、明治の港でまぶしくて。
“天狗だ!”って無邪気に手を振る姿、もう恋の予感しかしなかった。
朝ドラらしい温かさと、どこか幻想的な空気が見事に溶け合ってた。

トキ(高石あかりさん)の芯の強さがまぶしい

夫と別れて4年。
借金を抱えながらも、しじみを売って懸命に生きるトキ(高石あかりさん)。
彼女の手の荒れた感じや、まっすぐな目が、すべてのセリフより雄弁だった。
生瀬勝久さん演じる花田平太や池谷のぶえさんのツルに支えられながら、
どんな時でも笑っていられる強さが本当に眩しい。
「おーい!」って叫ぶ声に、希望がちゃんと混じってた。
泥臭くて、それでいて美しい主人公像。朝ドラヒロインの理想形だと思う。

ヘブン(トミー・バストウさん)の初登場にざわめく松江

そして、外国人教師・レフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)の登場。
船着き場のシーン、群衆のざわめき、旗のひらめき、光の眩しさ。
「100万を超える大群衆の歓迎」って言葉が大げさじゃないほど、熱気が伝わった。
異国から来た“風”みたいな存在で、松江の空気を一気に変えた人。
ヘブンが微笑むだけで、音楽も柔らかく変わる。
初登場なのに、もう物語の中心にいる。
その後トキとどう交わっていくのか、期待しかない。

錦織(吉沢亮さん)との再会シーンが胸熱

トキが再会したのは、東京の下宿で出会った秀才・錦織友一(吉沢亮さん)。
「また会えたんだね」みたいな空気が、セリフなしでも伝わる。
吉沢さんの静かな笑顔が、物語の未来をやさしく照らしてた。
通訳としてヘブンのそばに立つ姿が凛としていて、
“支える側”の強さが感じられる。
この三人の関係性がどう変わっていくのか、ドラマの軸になりそう。
それにしても、吉沢亮さんの制服姿、時代の光に溶けて美しかった。

花田夫妻と記者・梶谷のクセがすごい

花田旅館の花田平太(生瀬勝久さん)とツル(池谷のぶえさん)、
この夫婦の安定感、最高。
どこか笑えて、でもあたたかくて、トキの居場所そのもの。
そして、記者の梶谷吾郎(岩崎う大さん)の登場で、場の空気がさらに濃くなった。
“癖強い”のに、妙に愛嬌がある。
彼の書く「ヘブン先生は喜びの涙を流していた」という記事が、
ちょっと誇張気味で笑えるのに、なんか優しい。
明治の人たちの“生きる熱”が伝わる描写が、いちいち丁寧だった。

運命の始まりにふさわしい回

第21話は、運命の糸が静かに結ばれた瞬間の物語。
ヘブン(トミー・バストウさん)の来日で、
トキ(高石あかりさん)の人生が動き出す音が聞こえた。
それは派手な恋の始まりじゃなくて、
“時代を越える出会い”の第一歩。
朝ドラの中にある小さな奇跡を、ちゃんと感じられる回だった。
松江の風も、光も、人の言葉も、全部が優しく包み込む。

まとめ

第21話は、「新しい風」と「古い町」が出会った回。
トキ(高石あかりさん)の笑顔、ヘブン(トミー・バストウさん)のまなざし、
錦織(吉沢亮さん)の再会、そして花田夫妻(生瀬勝久さん・池谷のぶえさん)のあたたかさ。
どのシーンも余白が美しくて、何度も見返したくなる。
朝ドラらしい希望とユーモア、そして静かなロマン。
“天狗だ!”の一言が、これほど未来を感じさせるなんて思わなかった。
(ちーず姫)

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