赤影、信長の側で見た“異なる顔”
第2話では、赤影(佐藤大樹)が怪獣・千年蟇を撃退した後、織田信長(EXILE TAKAHIRO)からその実力を認められ、信長の知られざる一面にも触れることになります。
この場面を通じて、「部下として/忍として向き合う」というだけではない“信頼”と“選ばれる者”の重さが浮かび上がっていました。
良かったところ
忍選抜試験という新たな舞台の提示
忍を選抜する試験に、大勢の若者たちが集められる展開。かつて盗みを働き山賊に追われていた青影(木村慧人)もその中にいて、過酷な試練の中で赤影と青影が互いの実力を認め合っていく関係性が描かれました。
この「試験」という枠組みが、物語に“成長”“競争”“絆”という要素を取り込んでいて、単なる敵との戦いだけではない奥行きを感じました。
トラップと裏切りの気配が緊張を高める
試験終盤に受験者たちに仕掛けられたトラップ。赤影や青影が捕らわれてしまったシーンには、ただ力を鍛えるだけでは終わらない“試練”の厳しさがありました。そして、信長の重臣・滝川一益(忍成修吾)の「まさかのひと言」が、これからの物語がただの戦いでは済まないことを予感させます。
この展開が、視聴者として「次は何が来るのか」という期待を強く抱かせました。
気になった・もう少し掘り下げてほしかった部分
青影のバックボーンがもう少し丁寧に描かれてもよかった
青影が「かつて盗みを働き、山賊に追われた」という設定は興味深いのですが、その背景や彼がなぜ忍試験に挑むのか、もう少し心の動きが描かれていれば「青影という存在」がより印象深くなったと思います。
今話ではその設定が提示されましたが、感情の変化や葛藤にはもう少し時間を割いてほしかったです。
信長と赤影の関係の“知られざる一面”がもっと掘れていたら…
信長の未知の側面に触れたという描写は魅力的でしたが、具体的にどのような側面か、なぜそれが赤影にとって重要かという点がややあいまいに感じられました。次回以降、信長と赤影の関係性がどう深化していくかが鍵になりそうです。
感想まとめ
第2話は、「忍びとなるための第一歩」が明るくも険しい道であることをしっかりと見せてくれた回でした。赤影は怪獣退治に成功し信長から認められたものの、その先には「試練」「選抜」「裏の仕掛け」といった更なる壁が待ち構えています。青影との出会いや競争の始まりも、物語に厚みを与えています。
忍として、仲間として、信長の命を託される存在として。赤影がどのように成長していくのか、これからの展開が非常に楽しみです。
今後への期待と考察
次回以降では、赤影と青影が試験を突破した後に待つ本当の任務や、信長・滝川一益ら織田家内での力関係、そして《金目教》の暗躍がどのように忍びの世界に影を落とすかが注目ポイントです。
特に、あのトラップの真意や、信長の“知られざる一面”が、赤影・青影・織田家の関係をどのように変えていくのか。次回が待ち遠しいです。
(あいちゃん)

