『ぼくたちん家』第4話、及川光博さんの“なくなったってことは、あったってことですからね”が優しすぎて涙止まらん(感想)(ネタバレがあります)

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第4話、静かな時間の中に刺さる言葉が多すぎた。
波多野玄一(及川光博さん)と作田索(手越祐也さん)の会話が、夜のドライブみたいに穏やかで切ない。
“ひげ”ってたったひとつの思い出から、恋と人生の話に変わっていく流れ、息をするのも忘れた。
SNSでも「沁みた」「玄一の言葉が優しすぎる」「泣ける」って声が止まらないの納得。
静かなドラマなのに、心がざわざわするほど温かい。

玄一(及川光博さん)の優しさが、まるで毛布みたいに包み込む

動物飼育員として生きる玄一(及川光博さん)は、恋にも人生にも誠実で、優しさの塊みたいな人。
ペット禁止のアパートで老犬や亀と暮らす姿も愛おしいけど、誰かの痛みにすぐ手を伸ばすあの感じが本当に人間らしい。
ほたる(白鳥玉季さん)や索(手越祐也さん)と関わることで、彼の中の“家族”の定義が少しずつ変わっていくのが見ていてグッとくる。
笑顔が柔らかいのに、どこか寂しさを含んでいて、その奥にある温度が丁寧に伝わる。
今回の「なくなったってことは、あったってことですからね」って言葉、まさに彼の生き方そのものだった。

索(手越祐也さん)の“ひげ”エピソードが切なすぎた

車の中で語る索(手越祐也さん)の中学時代の話。
初恋の相手の“ひげ”をこっそりもらって、ティッシュに包んで大事にしてたっていうエピソードがあまりに純粋で泣けた。
「それが恋の証拠だった」って言葉、まっすぐで痛い。
好きになる気持ちを“証拠”で確かめようとするあの幼さが、今の彼の冷めた表情の理由にもつながってる感じがした。
手越祐也さんの目が少し赤くなってて、演技じゃなく本気で感情が動いてるのがわかる。
このシーン、静かなBGMと雨の音だけで成立してて、心が震えた。

「なくなったってことは、あったってことですからね」――この一言に全部が詰まってた

玄一(及川光博さん)がサラッと放ったこの言葉。
まるで人生の真ん中をやさしくなでてくれるような一言だった。
“なくなった”ことを悲しむより、“あった”ことを覚えておく。
その考え方、シンプルなのに強い。
索(手越祐也さん)の涙が止まった瞬間、玄一が笑ってお菓子を食べる小さな動作までが、人生の教えみたいだった。
視聴者のコメントにも「この言葉一生忘れない」「玄一の哲学が心に刺さった」って多かったのが本当に納得。
“優しさ”って、説教じゃなく共感で伝えることなんだと感じた。

玄一・索・ほたる――“家族未満”の3人が見せる新しい絆

3000万円のスーツケースをきっかけに始まった奇妙な同居。
それぞれがバラバラの傷を抱えてるのに、少しずつ寄り添って暮らす様子があったかい。
ほたる(白鳥玉季さん)の存在が、2人の大人に“守る意味”を教えてる気がする。
今回の索の涙と玄一の言葉で、この3人が“血のつながり”を超えた家族になっていく予感がした。
麻生久美子さんや坂井真紀さん演じる周囲の大人たちも、優しい目線で見守ってるのが印象的だった。
笑いと涙のバランスが絶妙で、毎回胸が温かくなる。

まとめ

第4話は、派手さのない静かな会話劇なのに、心の奥を深く揺らす回だった。
及川光博さんの柔らかい声と、手越祐也さんの繊細な演技の相性が最高。
“なくなったってことは、あったってこと”――この一言が、人生の痛みを優しく肯定してくれた。
誰かを想う気持ちも、失った思い出も、確かに存在した証。
ドラマが終わっても、この言葉だけは胸に残る。
(ほのりん)

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