第4話、静かに座ってたスーツの男が一気に世界を動かす回だった。
高木将(間宮祥太朗さん)と猿橋園子(新木優子さん)が真相に近づくたび、画面の空気が冷たくなる。
スナック「イマクニ」の常連・宇都見啓(木村昴さん)の一言が、すべてを裏返した瞬間のあの息の止まり方。
ただの常連じゃないと感じてた人、多かったはず。
“ありがとう”のあとに「刑事」の肩書きが落ちるタイミング、鳥肌立った。
替え歌の順番に沿う犯行、22年前の影が濃くなる
今回の事件は、もはや偶然なんかじゃなかった。
武田(水川かたまりさん)、桜井(工藤阿須加さん)、笑美(松井玲奈さん)に続いて、ついに小山隆弘(森本慎太郎さん)が襲われる。
22年前に作った替え歌の順番通りに人が狙われるとか、怖すぎる。
子どもの遊びが、今になって呪いみたいに戻ってくるのってゾッとする。
高木(間宮祥太朗さん)と園子(新木優子さん)の焦りもリアルで、見てる側も息を止めるしかなかった。
“ちょんまげ”羽立(森優作さん)の涙と、園子の強さ
5人目の標的が“ちょんまげ”こと羽立太輔(森優作さん)。
ボサボサの髪、散らかった部屋、全部が過去に取り残された人の姿みたいだった。
包丁を差し出して「僕なんて、なんの価値もない」って言う羽立に、胸が締めつけられる。
でも、園子(新木優子さん)の「自分で変えるんです。私にできたんだから」ってセリフが、真っすぐ刺さった。
言葉の温度が優しいのに、強い。
部屋を掃除して、“イマクニ”で仲直りする流れ、涙腺ゆるむ。
高木と園子の距離、少しずつ変わる空気
高木(間宮祥太朗さん)は“守る側”の顔をしながらも、どこかで自分の罪と戦ってる感じがする。
園子(新木優子さん)と一緒にいると、口数が減るのに、心の距離は近くなる。
事件を追うだけじゃなくて、お互いの過去も少しずつ照らしていくような時間。
あのアパートのシーン、二人の呼吸が合う瞬間が多かった。
静かな共犯関係、みたいな雰囲気が漂ってて、切なかった。
「イマクニ」の常連・宇都見啓(木村昴さん)の正体が爆発
終盤、刑事・金田(木津つばささん)がホワイトボードを前に事件を整理する場面。
それを“常連客”の宇都見(木村昴さん)が真顔で見てる時点で、もうただ者じゃない気がしてた。
「ありがとう」と穏やかに言った次の瞬間、「警視庁・捜査1課の刑事」って肩書きが出てくるとか、反則。
スナックでの気さくな会話、全部がカモフラージュだったのかと思うと震える。
SNSでも「やっぱり昴警察!」「潜入してたの!?」って声が止まらなかった。
しがない公務員って、そういうことだったのね…。
第4話の余韻:人を信じることと、疑うこと
今回の話でいちばん怖かったのは、誰が“味方”で、誰が“監視者”なのか分からなくなるところ。
高木(間宮祥太朗さん)も園子(新木優子さん)も、真実を追いながら自分の足元が揺れてる。
信頼が簡単にひっくり返る世界で、唯一の救いが友情や言葉の温度。
それでも宇都見(木村昴さん)の正体が明らかになった今、物語の重心が変わった気がする。
静かな店のカウンターが、急に捜査会議の舞台になる瞬間。
この温度差、たまらない。
まとめ
第4話は、人間関係の裏側が一気に裏返る回だった。
替え歌の呪いのような事件も怖いけど、何より“身近な誰かが刑事だった”という現実の方がゾッとした。
宇都見(木村昴さん)の登場で、物語が一段深くなった気がする。
高木(間宮祥太朗さん)と園子(新木優子さん)の信頼関係も微妙に変化しそうで、次が怖い。
静かな“イマクニ”の灯りの下で、誰が嘘をついてるのか。
このドラマ、油断すると心を持っていかれる。
(みかんてぃ)

