『ザ・ロイヤルファミリー』第5話、山王社長と椎名社長の舌戦が熱すぎて鳥肌(感想)(ネタバレがあります)

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第5話、静かな食事のシーンなのに、まるでレース場のど真ん中みたいな緊張感だった。
山王耕造(佐藤浩市さん)と椎名善弘(沢村一樹さん)の言葉が、蹄の音みたいにぶつかり合って、空気がピリピリしてた。
一口のワインの味さえ苦く感じるくらい、プライドのぶつかり方が美しかった。
「勝ち負け」だけじゃなくて、「誇り」と「執念」が混ざってる感じ、最高だった。

惨敗から始まる静かな逆襲の夜

ロイヤルホープが皐月賞でまさかの16着。
負けを受け止める耕造(佐藤浩市さん)の背中が、静かに怒ってるように見えた。
それでも彼は、ライバルである椎名(沢村一樹さん)を初めて食事に誘う。
敗者のプライドが滲むその行動が、もうドラマチック。
同席したのはレーシングマネージャーの相磯(吉沢悠さん)と栗須(妻夫木聡さん)。
食卓に漂うのは会話よりも意地の匂い。
そして、話題は自然とヴァルシャーレの話へ。
戦いはもう始まってた。

耕造(佐藤浩市さん)の本音、「あんな馬いなくなっちまえばいい」

食事の席で、耕造が口にした言葉が生々しかった。
「憎くて仕方ない」「あんな馬いなくなっちまえばいい」。
嫉妬や悔しさを隠さないその一言が、彼の人間味を一瞬で照らした。
でも、それは単なる憎しみじゃなくて、認めざるを得ない相手への敬意でもある。
佐藤浩市さんの声の低さが、余計に刺さる。
沈黙を切るナイフみたいな一言に、テーブルの空気が張りつめる。
誰も笑ってないのに、視線だけが交錯してる。

椎名(沢村一樹さん)の返しが完璧すぎて震える

「ロイヤルホープはいい馬です。でも、うちのヴァルシャーレが負ける理由はない」。
このセリフの言い方、もう反則。
穏やかな笑みを浮かべながら、完全に勝者の余裕。
沢村一樹さんのトーンが低くて、冷静なのに熱がある。
しかも過去の敗北を持ち出して「二度とロイヤルホープには負けない」って宣言。
目の奥が炎みたいに光ってた。
あの一瞬、耕造(佐藤浩市さん)も“この男、やっぱりタヌキだ”って悟った感じ。
静かな戦争って、こういうのを言うんだと思った。

栗須(妻夫木聡さん)と相磯(吉沢悠さん)の存在が絶妙

テーブルの端にいる栗須(妻夫木聡さん)と相磯(吉沢悠さん)の表情が全部語ってた。
主役じゃないけど、この2人が場の呼吸を支えてる感じ。
栗須は目で状況を読むタイプ、相磯は言葉を選ぶタイプ。
二人とも、社長たちの会話に割って入ることはしないけど、聞いてる側の緊張感を完璧に表してた。
妻夫木さんの抑えた演技がすごくリアルで、視線ひとつで空気が動く。
裏で動く人たちの存在感が、戦いをより深く見せてくれた。

「シビれた」SNSの反応に納得しかない

放送後、タイムラインには「この舌戦やばい」「大人のプライド対決」「セリフが名勝負」とコメントの嵐。
確かに、声を張り上げなくても、視線と呼吸だけで戦ってるのが伝わる。
椎名(沢村一樹さん)の感情がこぼれた瞬間、耕造(佐藤浩市さん)の静かな反応が逆に怖い。
「やっぱりタヌキだ」って笑うけど、あれは敬意の裏返し。
勝負の世界にいる男たちの本音が一瞬でぶつかり合った。
第5話、セリフ一行ごとにシビれた。

まとめ

第5話は、派手な演出なしで心をつかむ“言葉のレース”だった。
耕造(佐藤浩市さん)の誇り、椎名(沢村一樹さん)の執念、栗須(妻夫木聡さん)と相磯(吉沢悠さん)の静かな支え。
全員が立ち位置を守りながら、たった一つの席で戦ってた。
馬の物語なのに、人間の闘志の描き方が主役みたい。
次のレースより、この会話の続きを見たくなるほど濃かった。
(みかんてぃ)

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