第5話、まるで静かな嵐みたいだった。
高木将(間宮祥太朗さん)と猿橋園子(新木優子さん)がようやく真相に近づいたと思ったら、校長の大谷(赤間麻里子さん)の涙が全部の空気を変えた。
優しい声の奥で何かが壊れてる音がした。
ただの教師じゃない、事件の“鍵”を握ってる人の震えだった。
終盤の電話シーン、息するの忘れるくらい重かった。
高木将(間宮祥太朗さん)と園子(新木優子さん)、再び母校へ
高木と園子が、22年前の母校を訪ねる場面。
校舎の廊下に流れる光が懐かしいのに、どこか寒い。
園子(新木優子さん)の足が止まるたびに、過去の傷が空気を掴む。
備品倉庫、昇降口、階段──すべてがあの時の痛みをまだ覚えてるみたい。
高木(間宮祥太朗さん)はそんな園子を見て、ただ静かに苦しむ。
誰も口にしない謝罪が、ずっと校舎に残ってたんだと思うと、胸が詰まった。
ガレージの作戦会議、疑念の矢印が向く先
高木、小山(森本慎太郎さん)、羽立(森優作さん)の3人が集まるガレージ。
タイムカプセルの謎が深まる中で、羽立(森優作さん)がふと「もう1人知ってる人がいるよ」とつぶやく。
それが当時の担任・大谷(赤間麻里子さん)。
名前が出た瞬間、空気が変わった。
“優しい先生”の記憶が一気に不穏な影を帯びる。
笑顔の裏で何を見て、何を隠してきたんだろう。
校長室の違和感、消えた卒業アルバム
母校での再会シーン、懐かしさと違和感が同居してた。
大谷(赤間麻里子さん)は「トラブルなんてなかった」と笑顔で話すけど、その笑みが固い。
園子(新木優子さん)の受けた仕打ちを“知らなかった”なんて、信じられない。
さらに卒業アルバムだけが消えてるって、偶然じゃない。
その一冊が、22年前の真実を全部閉じ込めてる気がした。
「もうやめませんか?」涙の電話が告げるもの
高木たちが帰った後の、大谷(赤間麻里子さん)の独白がすべてだった。
「ごめんなさい……」と何度も繰り返す声が震えてて、見てるこっちまで胸が締め付けられた。
「タイムカプセルを掘り起こしました」「でもあの子たちが死ぬなんて思ってもいなかった」──その言葉、全部罪の形。
電話の相手に「もうやめてください」と泣きながら懇願する姿が苦しすぎた。
彼女が犯人側じゃなく、“利用されてる人”だとしたら、その悲しさは計り知れない。
駐車場の車、そして沈黙の共犯者
大谷(赤間麻里子さん)が“向かいます”と言って車に乗るラスト。
あの一瞬の会釈が、静かな恐怖を連れてきた。
車の中の相手は誰? 教え子? それとも、もっと別の誰か?
後部座席の影だけで、犯人像がいくつも浮かぶ。
画面が暗転するタイミングが完璧すぎて、鳥肌が立った。
この静けさの中に、次の悲劇の音が潜んでる気がした。
SNS考察の嵐と「利用されてる説」
放送後、SNSは考察だらけ。
「先生が手伝ってたの!?」「共犯者!?」「でも脅されてるっぽくない!?」ってコメントが止まらない。
“孫を人質にされてる説”“複数犯説”とか、みんなの推理がリアルに鋭い。
それだけ、大谷(赤間麻里子さん)の涙が“演技じゃない”と感じた人が多いんだと思う。
やさしさと罪の境界がぼやけるこのドラマ、誰も完全な被害者じゃないのが怖い。
まとめ
第5話は、言葉よりも“沈黙の演技”が刺さる回だった。
高木将(間宮祥太朗さん)と猿橋園子(新木優子さん)が真実に近づくほど、周囲が壊れていく。
そして、大谷(赤間麻里子さん)の涙が物語の軸を揺らした。
誰が悪で、誰が正義なのか、もう線が見えない。
静かな夜に「もうやめませんか?」の声がずっと残る。
次の一歩が、誰かの終わりになる予感しかしない。
(みかんてぃ)

