第6話、心の温度が一気に上がった。
都成剣之介(水上恒司さん)が小学生の男の子と遊ぶだけのシーンなのに、まるで時間が止まったみたいに穏やかだった。
あの公園の空気、少し曇ってるのに優しい。
シナントロープの闇を忘れさせる数分間に、泣きそうになった人、多いと思う。
都成が笑うだけで、空がちょっと明るく見えた。
「シナントロープ」の世界、少しの光が見えた瞬間
このドラマ、基本的には静かで不穏な世界が続いてる。
バーガーショップ「シナントロープ」で働く8人の若者たち、それぞれの心が歪んでて、見えない糸でつながってる。
都成(水上恒司さん)はその中でも一番地味で不器用な大学生。
でも、誰よりも“人の痛み”に敏感で、見えないところで支えてる感じ。
そんな彼が第6話で、ほんの少しだけ日常のぬくもりに触れる。
その対比があまりにも美しくて、胸の奥がじんわりした。
環那(鳴海唯さん)の探りと、志沢(萩原護さん)の視線
オープニングから漂う不安。
環那(鳴海唯さん)が店のメニューの文字を気にして、都成(水上恒司さん)に探りを入れる。
それを無言で見つめる志沢(萩原護さん)。
この2人のシーン、まるで静かな尋問みたいだった。
メニューの字が“シマセゲラ”の筆跡に似てるって気づいた瞬間の空気、重かった。
裏組織「バーミン」の影がまた近づいてきて、日常が少しずつ崩れていくのがわかる。
バイトをサボる都成、水町ことみ(山田杏奈さん)へのモヤモヤ
「探さないでください」の置き手紙を残して、公園に逃げ出す都成(水上恒司さん)。
彼の中で、ことみ(山田杏奈さん)への感情が整理できないまま、どんどん絡まってる。
ライブハウスで出会った折田(染谷将太さん)の存在が、さらに彼を不安にさせてる。
でも、ただ落ち込むだけじゃなくて、どこか人間らしくて愛おしい。
一人でベンチに座る姿、ただのシーンなのに切なさと温かさが同居してた。
小学生との出会い、「友達になってあげるよ」
そして公園で、あの小学生の男の子が登場する。
突然「友達になってあげる」って言う子どもらしいストレートさに、都成(水上恒司さん)の目が一瞬で和らぐ。
最初は「友達なんていらねぇんだよ」って言い返すけど、
あっち向いてホイで笑い合う姿は、まるで過去の自分を取り戻すみたいだった。
コンビニで買い物して、嫌いな食べ物を言い合って、他愛もない時間。
この“無意味な優しさ”が、今の都成には一番必要だったんだと思う。
「都成かわいすぎ」SNSがざわついた夜
放送後、タイムラインはほっこりの渦。
「小学生と仲良くなってる都成かわいすぎ」「友達になりたい」「水上くんの笑顔で癒された」みたいなコメントがあふれてた。
中には「少年よ、知らない人について行っちゃダメw」とか「都成の微笑みで世界が平和」っていうツッコミも。
ドラマ全体が重いぶん、この一瞬の癒しが光みたいに感じられたんだと思う。
このシーンだけで、“人を信じたい気持ち”がちゃんと残ってるってわかった。
まとめ
第6話は、“闇の中の希望”って言葉がぴったり。
都成剣之介(水上恒司さん)の不器用な優しさが、ほんの数分で全部伝わってきた。
ことみ(山田杏奈さん)への想いも、環那(鳴海唯さん)の探りも、志沢(萩原護さん)の沈黙も、全部が複雑に絡んでる。
それでも、公園で笑ったあの瞬間だけは真実だった。
このドラマ、怖いのに温かい。
たぶんその“矛盾”が、いちばんリアル。
(あやぴょん)

