『終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―』第5話、海斗の涙があたたかすぎて泣いた(感想)(ネタバレがあります)

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第5話、息が詰まるほど切なかった。
ゆずは(八木莉可子さん)が母親にお金をせがまれる場面、見てて胸がギュッと締めつけられた。
そこに現れる海斗(塩野瑛久さん)の真っすぐな優しさが、痛いほど沁みた。
ドラマ全体のトーンが静かなのに、心の叫びだけは爆音。
誰かを守る言葉って、こんなに泣けるんだと思った。

ゆずは(八木莉可子さん)の絶望、母の無責任な言葉

会社に現れた真理奈(雛形あきこさん)は、娘のゆずは(八木莉可子さん)に軽い口調でお金をねだる。
“パパ活でもすれば?”の一言があまりに残酷で、笑顔の裏の毒が見えた。
ゆずはの「無理だよ」という小さな声が、誰にも届かないのがもどかしい。
“殺されちゃうかも”という母の言葉に、逃げ場を失う娘の沈黙。
あの瞬間、画面の色まで冷たくなった気がした。

ラブホテルのシーン、海斗(塩野瑛久さん)の涙がすべてを変えた

ゆずはが出会い系アプリで男に会いに行くシーン、危うすぎて見ていられなかった。
そこに現れる海斗(塩野瑛久さん)の“本気の止め方”が、言葉よりずっと強い。
「いくらだよ。お前のウリはいくらだって聞いてんだよ」って叫ぶ声は怒りじゃなく、悲鳴だった。
服を脱ぎかけたゆずはに、海斗がシーツをかぶせる瞬間の“震える優しさ”が忘れられない。
「お前がお前を大切にしてやらなくてどうすんだよ」
このセリフ、まっすぐで痛いほど真実。
涙の理由が愛とか恋とかじゃなくて、“人としての想い”なのが最高だった。

財布を離さなかったゆずは、ついに自分の人生をつかむ

翌日、「Heaven’s messenger」に現れた真理奈(雛形あきこさん)。
カレーをふるまいながら笑ってる姿が怖いほど明るくて、ゾッとした。
でも今回は違う。
ゆずは(八木莉可子さん)は財布をしっかり握り、「この金は渡せない」と言い切る。
突き飛ばされても離さない手。
今まで母に支配されてきた娘が、初めて“自分を守るために戦った”。
「代わりに泣いてくれるやつがいたんだ」って思い出すシーンで、自然に涙がこぼれた。
あの一言に、海斗の存在が全部詰まってる。

海斗(塩野瑛久さん)の涙が示した“人のあたたかさ”

ゆずはが無事だったことを知って、海斗が泣くシーン。
もうあれは反則。
怒りでも悲しみでもない、安心と愛情の混ざった涙。
“泣き虫海斗くん”ってSNSで呼ばれてたけど、その涙こそ彼の強さなんだと思う。
誰かの痛みに気づける人って、どんなヒーローよりも優しい。
あの瞬間、ゆずはだけじゃなく、見てる人全員が救われた気がした。

SNSも涙の嵐、「海斗くんが優しすぎる」の声続出

放送後は、「海斗かっこよすぎ」「泣き虫なのに強い」「ゆずはを守る姿にやられた」ってコメントが止まらなかった。
「代わりに泣いてくれる人がいる」っていうテーマに共感する人も多かった。
優しさを“かっこいい”って思わせてくれる海斗(塩野瑛久さん)が、本当に貴重な存在。
このドラマ、ただのヒューマンじゃなく、“再生の物語”として光がある。

まとめ

第5話は、心が壊れそうで、同時に救われる回だった。
ゆずは(八木莉可子さん)の強さと、海斗(塩野瑛久さん)の涙がまっすぐに繋がる構成が見事。
毒親との決別も恋愛も、全部“生きるための選択”に見えた。
樹(草なぎ剛さん)が見守る中で、人の再生が少しずつ進んでる感じがたまらない。
優しさって、泣いてもいい理由をくれることなんだと教えてくれた回だった。
(ゆめのん)