第6話、空気がやさしく歪むみたいに心が揺れた。
岩井巧巳(橋本将生さん)と眞希(恒松祐里さん)の距離が静かに縮まるたび、画面の温度がじわっと上がる。
最初は刺々しかった眞希が、少しずつ巧巳の前だけ表情を緩めていくの、本当に切なくて愛しくて。
“共犯”って怖い言葉なのに、2人の空気は妙にあったかくて、ずっと見ていたくなる感じだった。
眞希が語る澪の過去、その重さが胸に落ちてくる
巧巳(橋本将生さん)に「本当のことが知りたい」と言われた眞希(恒松祐里さん)。
そこから話し出す澪(恒松祐里さん/MIO)の過去が、あまりにも痛すぎて息を呑んだ。
幼い頃に母を亡くし、そのあと義父から性的虐待――という言葉だけで心がつめつめになる。
しかも、その義父が何者かに殺害され、遺体を見た瞬間に眞希の人格が現れたという事実。
澪が壊れてしまわないよう、耐えきれない出来事は全部眞希が引き受けてきた。
二つの人格が一人の人生を支えるなんて、想像を軽々越える重さで、見てる側まで胸が苦しくなる。
「存在してきたのに気付かれなかった」眞希の告白が切なすぎる
眞希(恒松祐里さん)が「ずっと澪の中で、誰にも…澪にさえも気付かれずに存在してきた」と話す場面。
声の震えというか、消え入りそうな言い方に心が締め付けられた。
巧巳(橋本将生さん)が真剣に聞いてくれるから、眞希の表情が少しずつほぐれていくのがわかる。
最初の鋭さとは違う、柔らかい目。
“人格として初めて認めてくれる人”が目の前にいるって、きっと眞希にとって救いだったんだと思う。
あの空気、優しくて、痛くて、温度が変わった瞬間がちゃんと伝わった。
澪がアイドルになった理由、言葉ひとつで風景が変わる
澪がAMELに入った理由を、眞希が静かに打ち明けるシーン。
「テレビに映れば、いなくなった父親が見つけてくれるかもしれない」
その一文が、胸の奥に刺さって抜けなかった。
アイドルのキラキラと真逆の、子どものような願い。
澪の世界は、光よりも先に影があったんだって気づく。
それを語る眞希の声がまた切なくて、巧巳の表情もどこか優しく揺れてた。
眞希の変化、巧巳の存在が扉を開けたみたい
視聴者の間で話題になったのが、眞希(恒松祐里さん)の柔らかくなった言動。
最初は警戒心しかなかったのに、巧巳(橋本将生さん)に向ける目が少しずつやさしくなってく感じ。
気づかれない存在だった眞希が、“見つけてもらえた”って思えた瞬間なんだろうなって勝手に思ってしまった。
SNSでも「巧巳に心開いてるよね」「眞希さんかわいい」「空気があったかい」って声がたくさんあって、本当にその通り。
2人の間に流れる時間が、今だけは穏やかでいてほしいって思うくらい、やわらかかった。
まとめ
第6話は、とにかく眞希(恒松祐里さん)の変化が心に残る回だった。
巧巳(橋本将生さん)に本当の自分を見せていく姿は、危ういのにあたたかい。
澪の過去の重さと、眞希の存在の切なさが、静かに重なって胸がいっぱいになる。
共犯という言葉の裏に、こんな優しさが潜んでるとは思わなかった。
この2人の未来がどうなるのか、不安と希望が同時に混ざる感じがして、次が気になって仕方ない。
(あやぴょん)

