第5話、空気がピリッとしてるはずなのに、九条玲香(野呂佳代さん)のワードひとつで一気に場面の色が変わる感じが最高だった。
さゆり(田中みな実さん)が真面目に悩んでるのに、そこで飛び出す“ティーチャー”の綺麗な発音が妙にツボで、笑いこらえるの無理なレベル。
でも、その裏にある微妙なマウント感とか距離感もちゃんと漂ってて、ただのギャグじゃないのが面白かった。
柳和会の圧がすごいのに、玲香さんだけ妙に軽やか
保護者組織「柳和会」の面々――九条玲香(野呂佳代さん)、園田美羽(橋本マナミさん)、白河詩織(中田クルミさん)が教室でさゆり(田中みな実さん)を取り囲む場面。
雰囲気としては“やんわり圧迫面談”なのに、玲香さんだけ発音が滑らかすぎて、緊張感に変な風穴開いてる感じがある。
「茉海恵さんに振り回されてない?」と心配っぽく問いかけつつ、柔らかい笑顔の奥に何層もの“柳和会フィルター”がある感じ。
なのに、セリフの節々だけ海外仕込みみたいになる玲香さんの存在感、ほんとクセになる。
場の空気も固いようでふにゃっと緩む瞬間があって、ずっと見てしまう。
「ティーチャーなんです」発言から一気に世界観が変わる
さゆり(田中みな実さん)が「茉海恵さん(波瑠さん)は私のティーチャーなんです」と言った瞬間、空気がクルッと転がった。
そこですかさず玲香(野呂佳代さん)が「うん? ティーチャァー?」と完璧発音で返してくるのがずるすぎた。
あのトーン、揶揄でもなく、本気でもなく、絶妙に“ちょっと面白がってる感”。
さゆりが真っ直ぐに“尊敬してる”って気持ちを語るほど、玲香の発音が浮いていくのに、妙に場面が締まって見えるのが不思議。
ティーチャーって単語ひとつで、ここまで空気動かせるの、普通にすごい。
薫が登場するタイミングでまた発音がさく裂するの笑う
薫(波瑠さん=日高茉海恵)が入ってくると、玲香(野呂佳代さん)の“滑らか英語モード”が再びONになるのが完全にクセ。
「あら? さゆりさんの“ティーチャー”がいらっしゃいましたよ〜」
この言い方が、英語教材のナレーターかってくらい自然で、逆に場面のシュールさが増幅される。
薫本人はいつも通りなのに、周りだけ妙なテンションなんだよね。
そのギャップも含めて、ドラマ全体の温度が一段階上がるようなインパクトがあった。
SNSが“ティーチャー”で埋まるほどの大盛り上がり
放送後は「野呂ちゃんのティーチャー良すぎ」とか「発音うぜぇけど好き」とか、ほぼ全員“ティーチャー”に反応してて面白かった。
褒めつつツッコむ人、完全にネイティブ扱いする人、キャラとして好きになる人、とにかく反響が幅広い。
発音の良さそのものより、あの言い方の“玲香っぽさ”に刺さった人が多かった印象。
ドラマのシリアスな部分とコメディの境目をいい感じに曖昧にしてくれる存在って、強いなって思った。
まとめ
第5話は柳和会の空気がピリついてる中で、玲香(野呂佳代さん)の“ティーチャー”が絶妙な抜け感を生んでた回だった。
さゆり(田中みな実さん)の素直さや、薫(波瑠さん)を慕う気持ちが可愛いぶん、玲香の発音が予想外の角度から刺さってくる。
学校ドラマ特有のマウントや緊張が渦巻く中で、こういう小さなユーモアが癖になって、次の回も気になる流れができてた。
このドラマ、細かいところの笑いが本当に上手い。
(みかんてぃ)

