第5話、静かに胸を締めつけてくる場面が多すぎた。
矢作海斗(塩野瑛久さん)が久米ゆずは(八木莉可子さん)を必死に守ろうとする姿、言葉のひとつひとつがあまりにも本気で、見ている側まで息が詰まるほどだった。
ゆずはが強がれば強がるほど、海斗の感情があふれていく感じが切なくて、画面の温度が一気に上がった回だった。
母・真理奈の要求が残酷すぎて、ゆずはの心が悲鳴あげてた
ゆずは(八木莉可子さん)の職場「Heaven’s messenger」へ、母の真理奈(雛形あきこさん)が再び現れるところから胸がざわついた。
金の無心を当然のように繰り返し、断られると“パパ活でもすればいい”と言い放つ残酷さ。
ゆずはのスマホを勝手に触って、メッセージが来たら会えと言い残して去る姿は、親というより“依存の鎖”そのものに見えた。
ゆずはの顔に浮かぶ、何も言えない諦めが本当に痛かった。
彼女の強がりは強さじゃなくて、逃げ道のない生活の中で無理やり作った壁なんだと感じさせられる場面だった。
海斗の怒りはただの叱りじゃなくて、本気の願いそのもの
真理奈との会話を物陰で聞いていた海斗(塩野瑛久さん)は、待ち合わせ場所へ迷わず突撃。
ゆずは(八木莉可子さん)を連れ出したときの「ママに言われたらなんでもやるのかよ!」の声が、本気すぎて震えた。
でもゆずはは、それでも男性へメッセージを送ろうとする。
その姿が、怒られたからじゃなく、“これしか生き方を教えてもらえなかった”子どもの悲しさをまとっていて、見ているだけで胸が痛む。
海斗が「お前の売りはいくらだって聞いてんだよ」と投げかけた時の声の震え方、ただの言葉じゃなくて、止めるための必死さが滲んでいた。
何もしない海斗の優しさと、涙の理由が刺さりすぎる
お金を渡しながら、海斗(塩野瑛久さん)はゆずはに何もしなかった。
その事実がもう優しすぎて言葉失った。
「自分を粗末にしたら、そのうち心が壊れる」
「お前がお前を大切にしてやんなくてどうすんだよ」
そして続く「そうじゃないと俺、俺が……嫌なんだよ!」
涙を止められずに訴えるあのシーン、海斗の心の奥が全部むき出しになってて、感情が何段階も押し寄せてきた。
ゆずはを守りたいだけじゃなくて、“彼女が壊れていくのを見る自分が耐えられない”っていう、本気の愛情と痛みが混ざってた。
海斗の泣き方が綺麗じゃないのも、余計に胸に刺さる。
SNSでも海斗が大絶賛、視聴者の心ごと持っていった回
放送後はとにかく「塩野くんかっこいい!」の嵐。
「守る姿が最高」「海斗くん優しすぎて泣いた」「ゆずはとのペアが良すぎる」
など、海斗に心動かされた視聴者が一気に増えてた。
ゆずはの弱さに寄り添いながら、本気で叱って、本気で泣いて、本気で守ろうとする海斗。
こんなに真っ直ぐ感情ぶつけられたら、そりゃみんな惹かれるよねって思った。
まとめ
第5話は、ゆずは(八木莉可子さん)の苦しさと、海斗(塩野瑛久さん)の真っ直ぐすぎる優しさがぶつかり合う回だった。
母の言葉に押しつぶされそうになっていたゆずはを、海斗が全力で抱きとめたことで、2人の関係が一気に深くなった気がする。
言葉で守るんじゃなくて、涙で必死に訴える海斗の姿は、ただただ心に残る。
この2人の未来がどうなるのか、怖さもあるけど、それ以上に希望を感じた回だった。
(みかんてぃ)

