『良(い)いこと悪いこと』、第5話の“サシ飲み”が空気変えすぎてザワついた(感想)(ネタバレがあります)

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第5話、落ち着いて見てるつもりだったのに、紗季(藤間爽子さん)と園子(新木優子さん)の距離がふわっと近づいた瞬間の空気が、胸の奥を変なリズムで叩いてくる感じ。
高木将(間宮祥太朗さん)たちの作戦会議はカチコチなのに、その裏側で女子トークの温度が上がっていくのがなんとも言えなくて、心がひゅっと伸びたり縮んだり。
焼き肉の煙の向こうで、22年前の傷と今の感情が交差するの、目が離せなかった。

元6年1組の“生き残り会議”がしんどい温度

標的にされている6人のうち、生きているのは高木将(間宮祥太朗さん)、小山隆弘(森本慎太郎さん)、羽立太輔(森優作さん)の3人だけ。
高木の家のガレージで、机の上に古い写真広げて「誰が自分たちを恨んでるか」を探る空気、息が詰まりそうだった。
羽立(森優作さん)が「僕らのこと知ってる人、もう1人いる」と言った瞬間、名前に出た大谷校長(赤間麻里子さん)の存在が、思ってた以上に重い。
園子(新木優子さん)を含めた4人が母校へ向かう流れも、まるで過去が顔を出してくるタイミングを狙っているみたいで、背中がざわざわした。

母校でよみがえる園子(新木優子さん)の22年前の痛み

再び訪れた鷹里小の廊下は、当時の匂いをそのまま閉じ込めているみたいで、小山(森本慎太郎さん)が懐かしがってる横で園子(新木優子さん)は明らかに様子が違う。
備品倉庫に閉じ込められた記憶、みんなの前で謝罪させられた昇降口――。
画面越しでも胸の奥で何かがぎゅっと縮むのがわかるほど、フラッシュバックのテンポが速い。
大谷校長(赤間麻里子さん)が「みんな自慢の生徒でしたよ」と笑って言うのが、逆に冷たく響くのもつらい。
2003年度の卒アルが校長室に“ない”という小山の言葉で、疑念が太くなった感じがした。

紗季(藤間爽子さん)登場で一気に空気が揺れる

4人が大谷の話を整理しているところへ、学級委員長だった紗季(藤間爽子さん)がふらっと現れる。
「何があったの?あの卒アルは?」と食い込むように尋ねる紗季に、高木(間宮祥太朗さん)は「巻き込みたくない」と抑えた声で返す。
でも紗季は、戸を開けるみたいに「巻き込んでいいよ」と言う。
その柔らかい強さに、一瞬空気が変わった気がして、見てるこっちまで姿勢を正した。
そこから園子(新木優子さん)を食事に誘う流れが自然すぎて、何か裏があるのかないのか、判断できないまま不安だけが増えていく。

サシ飲みで見えた紗季の“本音”と園子の揺らぎ

焼き肉の煙の中で、紗季(藤間爽子さん)は「いじめに気付いてたのに知らないフリをしてた」と静かに謝る。
その声がやけに素直で、園子(新木優子さん)の胸にゆっくり染み込んでいく感じがした。
園子が酔って、仕事の愚痴をポロッと話し始めた瞬間、普段の強さが少し溶けたのが分かって、なんだか見てはいけない表情を覗いたようなソワソワ感。
「委員長の本音、聞かせてください」と園子が言う流れも自然で、ふたりの距離が確実に縮んでいるのがわかる。
そして紗季の「実は…高木のことが好きだった」という告白が、想像以上に重くて静か。
火が小さく揺れただけなのに、場の空気が一気に変わった気がした。

SNSの熱量がすごかったサシ飲みシーン

放送中、SNSでは「え、仲良くなってる?」「園子ちゃん酔うと豹変してるwww」「委員長怪しくない?」「全員疑わしく見えてきて疲れる」みたいな声が飛び交ってた。
特に、紗季(藤間爽子さん)が柔らかい笑顔を見せた瞬間、「信じていいの?」「この優しさが逆に怖い」という反応が多くて、視聴者の警戒センサーが全開になってたのが面白い。
Xで「イイワル」がトレンド1位になったのも納得で、あのサシ飲みは第5話の空気をひっくり返すだけの破壊力があったと思う。

まとめ

第5話は、事件のピースが散らばっていくのと同時に、人間関係の温度がじわじわ変わる回だった。
紗季(藤間爽子さん)と園子(新木優子さん)のサシ飲みは、ただの仲直りシーンじゃなくて、過去と現在が半分ずつ混ざったような、不安と救いが一緒に漂う不思議な時間。
高木将(間宮祥太朗さん)を巡る気持ちまで出てきて、関係の線が細かく絡まり始めた感じがして、次の話まで頭が静まらない。
疑いと優しさの境界がぼんやりしていく感じが、このドラマらしくて心がざわつく。
(あやぴょん)