山岸鮎美(夏帆さん)と海老原勝男(竹内涼真さん)が地元に帰って、それぞれの両親と向き合う流れになった瞬間、胸の奥がキュッと冷たくなる感じがした。
笑えるところもあるのに、家族の価値観がふっと表に出てくる場面が妙にリアルで、感情の表面がざらつく。
しかも勝男が鮎美をかばうシーンが静かに熱くて、言葉の温度がちゃんと心に残ってしまう。
第7話、思ってた以上に刺さった。
大分への帰省が“現実”の扉を開ける第7話
勝男(竹内涼真さん)と鮎美(夏帆さん)が別々に地元へ向かう流れ自体は軽い雰囲気なのに、帰省して両親の顔を見ると空気が一気に重たくなる。
両親が勝手に両家の食事会を準備していた展開、胸の奥でじわっと苦味が広がる感じ。
「別れてるんだよ」って言えないふたりの沈黙に、家族特有の“距離の近さが逆に痛い”感じが混ざる。
大分のやわらかい空気と、ふたりの関係の固さが並んで見えて、複雑な温度になる回だった。
笑顔で進むはずの家族行事なのに、全然笑えないその皮肉さが妙にリアル。
恋愛リアリティーショーで姉・さより(菊池亜希子さん)が登場する衝撃
鮎美(夏帆さん)がテレビで姉・さより(菊池亜希子さん)を見つけた瞬間のあの顔、表情の揺れ方がすごく自然で、こっちまで「えっ?」って息止まった。
しかも同じ番組に椿(中条あやみさん)が出てて、勝男(竹内涼真さん)も固まるの、まるで感情が二方向から殴られるみたいな状況。
姉の強烈な存在感と、鮎美が“長女として空気を読み続けてきた子”になった理由がスッと理解できてしまうのが切ない。
リアリティーショーという明るい画面なのに、そこから突きつけられる家族の現実が鮎美の胸をざわつかせる。
家族のキャラクターってこうして作られていくんだなって痛感する。
両家顔合わせであらわになる“家族の価値観”の差
両家の食事会が始まったときの空気、温度差がひと目でわかる。
鮎美の母が“太い家に娘を嫁がせたい”みたいなスタンスで会話を進めるたび、鮎美が小さく縮こまっていくのが痛い。
その視線の揺れひとつひとつに、家族の積み重ねた価値観が滲む。
勝男の家庭はまた別の温度で、それぞれの家が“こうあってほしい”を押し付け合う感じが息苦しい。
でも、それを真正面から描くこのドラマ、すごく誠実にも感じる。
価値観って親からの距離で変わるんだ、とじわじわ沁みた。
“家族の本来の姿”を見た勝男(竹内涼真さん)が放った一言の重さ
鮎美が隠していた家族の姿を前にしたときの勝男の反応、優しさじゃなくて“怒りに近い正義感”だったのが生々しい。
あの一言がふっと飛び出した瞬間、場の空気がピシッと割れたみたいで、鮎美の目が揺れたのが忘れられない。
勝男自身も完全に正解なんて持ってないのに、鮎美を思う気持ちだけで言葉が出てくる感じが刺さった。
ふたりは別れてるのに、心の奥行きではまだちゃんと繋がってる。
その残り火みたいな関係が、あの一言に全部出てた気がする。
鮎美をかばう勝男の真っ直ぐさが心に残った
鮎美の母親が鮎美をちょっと否定するような言葉を口にしたとき、勝男がすっと前に出たの本当に良かった。
感情でぶつかるんじゃなくて、ちゃんと理路整然と鮎美の良さを語る姿が、静かに熱い。
竹内涼真さんの目が真っ直ぐで、ちょっと潤んでるようにも見えて、その誠実さに胸がぐっと締まる。
鮎美が大事にされてるのが伝わるのに、今はまだ恋人じゃないという距離がまた苦しい。
“守る気持ち”って恋愛より深いところにあるんだなって思った。
SNSの声にもにじむ“親と子の距離の難しさ”
「価値観の違いが刺さった」「姉の存在感で鮎美の性格が見えた」みたいな声が多くて、みんな感じ方が似ているのが面白い。
「勝男がかばうシーンが100点」「涙目で言ってくれるの反則」みたいな感想も多くて、やっぱりあの場面は強かった。
復縁を急がない2人の距離感が“ちょうどよく切ない”という声も多くて、第7話の空気の繊細さが伝わってきた。
家族ってほんとに難しいのに、恋人の存在がそこに入るとさらに揺れる。
そのリアルさがこの回の余韻を長くしてた。
まとめ
第7話は、恋愛というより“家族が持つ空気”が主役みたいな回だった。
山岸鮎美(夏帆さん)の過去がふっと露わになり、海老原勝男(竹内涼真さん)の真っ直ぐな優しさが光ったことで、2人の距離がまた少し動いた気がする。
復縁でも別れでもない、感情が積み重なっていく途中の揺れが自然で、胸がじわっと温かくも痛くもなる。
静かに心を揺らす場面が多かったし、この先どう変わるのか気になってしまう回だった。
(りりたん)
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