第6話まで見たら、なんか胸の奥がジリジリして落ち着かない。
真壁有希子（天海祐希さん）が相手の懐に飛び込むあの独特の空気、キントリ全員の総力戦みたいな動き、どの瞬間も温度が高くて息が詰まるのに、気づけばその緊張感にちょっと依存してる自分がいる。
今期で完結って言われてるのが頭の片隅にあるせいか、1話ごとの密度が濃すぎて、見終わったあとしばらく心のスイッチが戻らない感じ。
全員に見せ場がちゃんとあるのが、なんか嬉しくて寂しくて複雑。
第5シーズンの空気が濃い、真壁有希子（天海祐希さん）が軸に立つ世界
2014年から続くシリーズの集大成っていうのが本気で伝わってきて、真壁有希子（天海祐希さん）が特別取調室に入った瞬間の“静かな圧”が今まで以上に強い。
ただ椅子に座るだけで心理戦が始まってるみたいな存在感。
その横で、キントリのメンバーもしっかり呼吸を合わせてくるのが今期の好きなところ。
梶山勝利（田中哲司さん）、玉垣松夫（塚地武雅さん）、菱本進（でんでんさん）、小石川春夫（小日向文世さん）。
この4人が日ごとに組み合わせを変えて、有希子と一緒に取調べに向かう姿は、チームというより“家族”に近い安心感があって、見てる側が勝手に心強くなっちゃう。
第6話の山田弘（イッセー尾形さん）がつかみどころなさすぎて、空気が不気味に揺れた
印刷会社の契約社員・山田弘（イッセー尾形さん）の受け答えは、どこを切っても核心が出てこない煙みたいな感じで、有希子（天海祐希さん）ですらペースを乱されるのが珍しい。
1日目は有希子と玉垣（塚地武雅さん）の取調べで、山田が描いた絵が妙に引っかかるのに、何も掴めないもどかしさが残る。
でも2日目に菱本（でんでんさん）が入ってきて、スケッチブックとの相性が妙に良くて、そこから少しずつ霧が晴れていく感じがゾクッとした。
決定的なヒントを引っ張り出したのが、結局は玉垣の画像解析というのも“チーム戦”らしくて好き。
1〜5話まで全部が総力戦、キントリ全員の色が濃く出てた
倉持真人（山本耕史さん）と妻・利津子（若村麻由美さん）を別室で同時取調べした1〜2話は、並行して進む心理戦が思った以上に頭を刺激してきて、情報が全部つながった瞬間に鳥肌。
3話では、山岳救助のプロ・布施正義（戸次重幸さん）に対して、梶山（田中哲司さん）が自分の“山愛”を武器に挑んだのが胸アツすぎた。
4話では、日本最年少の死刑囚・佐藤礼奈（大原櫻子さん）の心を菱本（でんでんさん）が“おじいちゃん目線”で静かにほどいていく優しさに泣かされたし、5話では春さん（小日向文世さん）の“沈黙ゲーム”がまさかの大逆転の鍵。
全員が一歩ずつ出てきて出番を食い合わないバランスの良さ、ほんとに今期の魅力。
“モツナベ”が予想外の優しさで泣かせにくる、渡辺（速水もこみちさん）のオムライスの破壊力
監物大二郎（鈴木浩介さん）と渡辺鉄次（速水もこみちさん）の“モツナベ”も、ただの賑やかしじゃなくて今回は仕事きっちり。
キントリの裏取りで奔走する汗の量もそうだけど、5話の“オムライス事件”は本気で心を持っていかれた。
子どもたちに渡辺の手料理をふるまうシーンは柔らかすぎて、いつもの鋭さとのギャップがすごい。
さらに監物（鈴木浩介さん）が見せた穏やかな笑顔は、あのキャラから出てくるとは思えない温度で、優しさが部屋いっぱいに広がってた。
ああいう瞬間があるから、キントリって単なる“取り調べドラマ”じゃないんだよね、って思わされる。
視聴者の熱が高すぎて、すでに“キントリロス”の声があふれてる
「春さんや菱やんが今期めちゃ活躍してて嬉しい」「毎話が神回で意味わからんレベル」みたいな声がずっと上がり続けてるけど、それ以上に“終わってしまうことへの寂しさ”が濃い。
「キントリ終わらないで」「全員大好き、ロス確定」って言葉を見るたび、心のどこかでうんうんって頷いちゃう。
長年積み上げたチームの絆が深すぎて、誰かひとり欠けたら成立しない世界なだけに、見てる側がすでに離れがたくなってる。
完結が近いって思うだけで胸がぎゅっと収縮する感じ、あの特別取調室の薄いライトの色まで恋しくなってくる。
まとめ
第6話までの今期『緊急取調室』は、とにかく“チーム戦の完成形”って言いたくなる濃さだった。
真壁有希子（天海祐希さん）の強さ、玉垣（塚地武雅さん）や菱本（でんでんさん）、春さん（小日向文世さん）の個性が全部噛み合って、見てる側の心をわしづかみにしてくる。
モツナベの優しさまで加わって、ただの刑事ドラマじゃ到底出せない温度になってるのが今期の魅力。
ファイナルが迫ってる現実はちょっと重いけど、それでも最後まで全部見届けたいって思わせてくれる。
終わりに向かう今の時間が、いちばん尊い。
（ゆめのん）
