二宮奈美(沢口靖子さん)がいつもの明るさをまとってても、今回だけは胸の奥がずしんと重くなる感じで、画面の前で変な汗がにじむ回だった。
桐谷杏子(板谷由夏さん)の娘・カナ(白本彩奈さん)の誘拐が一週間も動かないままって、この静けさが逆に怖い。
DICTのメンバーも焦りが表に出てきて、いつもは冷静な空気なのに、全体がピリピリ震えてる気配が伝わってきた。
犯人から届いたメールの一枚だけで、こっちの心臓までギュッとつかまれるの、本当にしんどい。
杏子(板谷由夏さん)へ“第一の要求”、圧が強すぎる
犯人からのメールに添付されてた、拘束されたカナ(白本彩奈さん)の写真。
その瞬間、杏子の息が止まったみたいに静かになって、画面越しでも空気が冷たくなる。
電話の向こうから聞こえるカナの声が、ほんの一瞬で途切れるのも残酷すぎた。
犯人は杏子の“過去の判断”をわざわざ掘り起こし、活動停止にした団体への謝罪を国民に向けてしろって要求する。
内容が重たいとかじゃなくて、杏子の心の弱いところをわざと刺しにきてる感じが怖い。
拒絶した時の杏子の表情は、強さを保とうとしているのに、その裏側で震えてる部分が透けて見えた。
DICTの捜査、宗教団体の残党に踏み込むも進展ゼロの焦り
犯人のヒントを探そうと、奈美(沢口靖子さん)が杏子に「心当たり」を聞いた時の静けさが妙に印象的だった。
杏子が示した宗教団体の名前が出た瞬間、操作室の空気がぐっと重くなる。
DICTのメンバーが現場に踏み込んでも、掴める情報は薄い影みたいで、手ごたえが消えてしまう。
奈美のまっすぐな視線の奥には「絶対に見つける」っていう強さがあって、それがさらに胸に食い込む。
犯人が計画的すぎて、こっちがどれだけ追いかけても、指先から砂がこぼれ落ちるみたいに情報が散っていく感じが本当にしんどい。
通信障害とシステムエンジニア連続殺害、野村翔(北代高士さん)の影
急に全国規模の通信障害なんて起きたら、ただの事件じゃ済まないって即わかる。
そこにまたシステムエンジニアの殺害。
山内徹(横山裕さん)が以前取り逃がした野村翔(北代高士さん)の名前が浮かんだ時、背筋がひやっとした。
バックドアの存在が見つかったことで、被害がさらに広がり続けていたとわかって、状況が一気に深刻化していく。
国見が殺され、森宮が行方不明ってなると、犯人は完全に「情報」を武器にして遊んでるような不気味さがある。
奈美がアプリの存在に気づく瞬間、流れが一気に動いたようで、少しだけ救われた感じがした。
潜伏先発見と挑発だけを残したスマートフォン
清水紗枝(黒島結菜さん)がアプリから野村の潜伏先を割り出した時、チーム全体の空気が引き締まる。
でも現場に残されていたのは、挑発するメッセージが表示されたスマホだけ。
犯人の方が一歩どころか三歩くらい先を読み切ってるようで、本当に腹立つ。
山内(横山裕さん)は責任を感じてるみたいで、その焦りが画面越しに伝わるし、奈美(沢口靖子さん)の表情にも緊張が濃く刻まれていた。
「追いつけるの?」って気持ちと「必ず追い詰めて」って願いが同時に込み上げる瞬間だった。
カナ(白本彩奈さん)への「助ける方法があります」…胸が痛むラスト
犯人から杏子へ届いた新たなメッセージ。
「カナさんを助ける方法があります」って、希望に見せかけてまた精神を揺さぶる文面。
本気で親の弱さを握って振り回してくるやり方が、本当にえげつない。
第9話は進展がないまま閉じられたけど、その“進まない感じ”が逆に恐ろしくて、気持ちがざわざわしたまま終わった。
SNSでもカナ(白本彩奈さん)の無事を願う声が多くて、みんな同じところで心が痛んでるんだなって思った。
まとめ
第9話は、事件の動きが遅いのに、心のざわつきはどんどん加速するタイプの回だった。
二宮奈美(沢口靖子さん)の冷静さと優しさが、杏子(板谷由夏さん)の不安をぎゅっと支えてる感じがして、その関係性にまた胸が熱くなった。
でも犯人の動きは冷酷で、まるで感情が欠けてるみたいな残酷さが続くから、見ていて息をするのを忘れそうになる。
カナ(白本彩奈さん)が無事に戻れる未来だけは、どうしても諦めたくないって思わされた回だった。
(ゆめのん)

