蔦重（横浜流星さん）がまた一橋治済（生田斗真さん）に巻き込まれる展開、今回の第46回は見てるだけで背筋がじわっと冷える感じだった。
あの男が画面に出るたび、空気の色が変わるみたいで、こっちの呼吸が浅くなる。
しかも今回は曽我祭っていう華やかな舞台が逆に怖さを増幅して、最後の“あれ”に至るまでずっと心がざわざわして落ち着かなかった。
蔦重（横浜流星さん）が“写楽”仕掛けに協力、火薬に火を付けるみたいな危険さ
治済への復讐に協力する形で、蔦重が平賀源内（安田顕さん）を「生きているかのように」見せる作戦に加わることになった時点で、不穏の匂いは完全に濃かった。
曽我祭に合わせて、芝居町に“源内が描いたように見せる役者絵”を出すってアイデア、めちゃ斬新なのに、裏側には命がけの賭けがある感じで胃がキリキリした。
北尾政演（古川雄大さん）や重政（橋本淳さん）、南畝（桐谷健太さん）、喜三二（尾美としのりさん）たちが集まって知恵を寄せてる姿は熱かったけど、そのテンションに混ざる歌麿（染谷将太さん）の“ありのままを写す”力が加わった瞬間、一気に作品としての強度が跳ね上がった。
勝川春朗（くっきー！さん）が源内の蘭画のニュアンスを混ぜて仕上げていく流れも痺れるほど面白くて、画面の前で思わず身を乗り出した。
完成した“写楽”の威力、街も城もざわつくレベルの衝撃
定信（井上祐貴さん）が完成品を見て「東洲斎写楽」と名付けるくだり、ほんの数秒なのにドラマ全体の空気が変わるような説得力があった。
芝居町の人々が「誰が描いたんだ！？」って大騒ぎして買い求め、杉田玄白が“源内説”を投下したことで噂が一気に加速していく感じが、まるで火の粉が一斉に散ったみたいで圧巻。
そしてその噂が城中にまで到達し、「得をしてるのは一橋様だけ」と囁かれるようになる流れ、治済の足元へとじわじわ火が近づく様子が本当に恐ろしかった。
大崎（映美くららさん）の密命と、治済（生田斗真さん）の不気味すぎる嗅覚
大崎が定信側の間者として動いていたと判明した時、「ここから一気に巻き返し！？」と思ったのに、治済の“あの感の鋭さ”がすべてをひっくり返した。
戯作の筆跡が定信のものだと見抜いた瞬間のあの静かさ。
ほんの一言で空気が凍るってこういうことなんだ、と鳥肌が立った。
大崎の声が震えるのも無理ないし、それでも食い下がろうとする姿が切なくて、胸が締めつけられた。
まんじゅうの一言「そ・な・た・が・な」、悪魔の手の動きとしか思えない
治済が取り出したまんじゅう。
その言い回し、その笑い方、“何か知っている人の声”で発するあのテンポ。
視聴者みんなが一瞬で察したはず。
食べ物×治済＝ろくなことが起きない。
案の定、定信の家臣たちが次々に倒れるシーンが映った時、背筋がスッと冷えた。
そして静かに一人で帰っていく治済の姿が、もう完全に“影そのもの”って感じで、心がギュッと縮む。
大崎が倒れている姿が映し出された瞬間、胸がズキッと痛くて、画面を直視するのがつらかった。
毒まんじゅうと同時に炸裂した“もう一人の治済”という衝撃
SNSが「毒まんじゅうきた」「怖すぎる」とざわつく中、最後の衝撃がさらに追い打ちをかけてきた。
平蔵（中村隼人さん）に連れられて浄瑠璃小屋へ向かった蔦重が見たもの――治済と同じ顔の男。
「は？」って声に出るくらいの衝撃で、視聴者の混乱が一気に爆発したのも当然。
治済本人の分身なのか、影武者なのか、あるいはまったく別の企みなのか。
ここに来て謎が増えるなんて、ほんと心臓もたない。
まとめ
第46回は、蔦重（横浜流星さん）の仕掛けと治済（生田斗真さん）の毒が、曽我祭の空気の中で激しくぶつかり合う“衝撃の回”だった。
写楽誕生の裏側が胸熱すぎるのに、治済の予測不能すぎる動きが全部をかき乱してくる。
毒まんじゅうの恐怖、笑みの底に潜む闇、そして“もう一人の治済”という謎。
息つく暇がないのに、次が気になりすぎて困る。
怖いし苦しいのに、この物語の深みから抜け出せなくなってる自分がいる。
（ゆめのん）
