第8話、レースより心の加速の方が速かったかもしれない。
ロイヤルファミリーを背負う立場になった耕一(目黒蓮さん)と、その背中を見つめる仲間たちの距離がじわじわ変わっていくのが切なくて。
そして佐木隆二郎(高杉真宙さん)が笑顔で去ったあの瞬間、綺麗な別れのくせに胸がぎゅっとなる。
SNSでも「ラスボス化」「去り際からのジョブチェンジ強すぎ」って盛り上がってて、あの温度差のジェット感すごかった。
耕一(目黒蓮さん)の新しい責任と、チームに走る小さな亀裂
父・耕造(佐藤浩市さん)からロイヤルファミリーを継ぎ、相続馬限定馬主となった耕一。
肩に乗る重みは名誉なのに、言葉にできない気持ちや焦りで輪が少しずつ歪んでいく。
栗須(妻夫木聡さん)も広中(安藤政信さん)も佐木(高杉真宙さん)もいるのに、うまく噛み合わない空気が続くのがもどかしい。
有馬記念2年後のプランを語る耕一は真剣で、未来を信じたい気持ちがちゃんとあったのに、それが全員に同じ温度で届くとは限らないのがドラマ。
「ロイヤルは家族」って言葉が、まだ形になりきれてない感じがした。
その瞬間の笑顔が痛い、佐木(高杉真宙さん)の別れの台詞
栗須の「一緒に走ってくれてありがとう」に対して、佐木の返しが優しすぎてずるい。
「レースは一瞬。でもその一瞬を抱えて生きていく」って台詞、走り続けた騎手の生き様すぎて泣きそうになった。
引き際が美しい人って余韻まで強い。
去る背中が惜しいのに、その背中が未来へ向かってるのがわかってしまうから余計に刺さる。
静かに扉を閉めるのに、音はずっと耳に残っていた。
だけど次のレースで敵側に立ってるの反則すぎた
翔平(市原匠悟さん)騎乗のロイヤルファミリーは3連勝で一気に勢いついた。
チームも空気が少し戻ってきたと思った瞬間に現れたのが、椎名(沢村一樹さん)の息子・展之(中川大志さん)のソーパーフェクト。
その背に乗っていたのは――さっきまで味方だった佐木隆二郎(高杉真宙さん)。
味方のエースが次に敵になって帰ってくるドラマ性、心臓わしづかみ。
強さも存在感もそのままライバル側に転身とか、劇的すぎて言葉失う。
SNSの温度「佐木ラスボス説」止まらなかった
「去り際は優しくて、その直後に最強敵とか何」「隆二郎お前ラスボスだったのか」「現実の騎手なら普通なんだけどドラマだと刺さる」みたいな声だらけ。
高杉真宙さんの柔らかい微笑と強さのギャップ、反則級。
退場じゃなくて“次のステージで対峙する側”って展開、燃えないわけない。
これからのレースがただのレースじゃないの、全視聴者理解してしまったと思う。
まとめ
第8話は“別れの優しさ”と“再会の衝撃”が同時進行する回だった。
耕一(目黒蓮さん)の不器用なリーダーシップも、佐木隆二郎(高杉真宙さん)の覚悟も、全部無駄じゃなくて未来への布石。
家族で戦うつもりが、気づけば家族が敵に回る。この緊張感がたまらなく面白い。
応援したいのに手が震える感じの次回予感、もう待てない。
(みかんてぃ)

