第10号、編集部の空気が一気にしぼんだ感じで始まったのに、ラスト数分で日向子(奥山葵さん)が全部ひっくり返す勢いを見せてきて心臓バクバクだった。
「週刊真実」に先を越されて、千石メンバーが沈んじゃう空気が痛いほどリアルで、画面から溜め息が聞こえてきそうだったのに、そこから一瞬で風向きを変える日向子のひらめきが鳥肌モノすぎた。
新人なのに空気読まずに突き抜けるあの感じ、ほんと好き。
日向子(奥山葵さん)が写真地獄の中で“違和感”を見つけた瞬間
婚活パーティーの膨大な写真をひたすら確認する日向子の“根性ガチャ強すぎ”感、見ててちょっと胸が熱くなった。
サングラス男(小西詠斗さん)を探す作業は地味なのに、あの集合写真でピタッと手が止まった瞬間の「え、これ絶対なんかあるでしょ」っていう嫌な予感が伝わる。
サングラスしてないけど雰囲気が似てる、目元を隠したらもっと似てるって、写真越しの観察力だけで繋げるの天才肌すぎる。
ここで日向子が気づかなかったら、全部終わってたと思うと背筋がゾッとした。
今村淳弘という“影の人物”がじわじわ全体を侵食していく
村井(古屋呂敏さん)が別ルートの写真の中から同じ人物を見つけちゃうのも運命感じた。
スタイリストの飯島から得た情報で、その男が小宮山春江の甥・今村淳弘だと判明した瞬間、物語の重さがガクッと増した。
叔母に生活も仕事も支えられていて、もし彼女が亡くなれば遺産は全部自分に――って条件が揃いすぎてて怖い。
婚活パーティーに来ていた理由も、仕事という名目で“堂々と紛れ込んでいた”可能性が出てきて、彼の影がどんどん不気味に大きくなっていく。
編集部が沈む中、「週刊真実」が一気にトップを狙い始める緊迫感
阿久津(大倉空人さん)からの連絡で、ライバル誌「週刊真実」が青城(古屋呂敏さん)の“女性関係”を軸に動いてると判明した瞬間、千石サイドの空気が一気に暗くなる。
木崎侑子との関係、合鍵、融資、海外出張中のアリバイまで全部つながっちゃうと、確かにスキャンダルとしてのインパクトは強い。
「週刊千石」が苦労して積み上げた取材が、このままだと丸ごと埋もれる…その絶望が編集部の空気ににじんでて胸がぎゅっとなる。
北浜(赤ペン瀧川さん)の焦りと、村井の“職業倫理”がぶつかる
焦った北浜が「今村のネタでトップを出そう」と言い始めたとき、空気がピリッと張り詰めた。
村井が「不確定情報で見切り発車するな。裁判沙汰になったら取り返しがつかない」と強く反対する姿、めちゃくちゃ頼もしかった。
編集部の経験者がちゃんと“線”を守るから、週刊誌がただのゴシップにならずに済んでるんだなと感じる瞬間だった。
でも北浜の焦りも理解できる…「先に出した者勝ち」の週刊誌の世界、本当に過酷。
沈む千石、でも日向子は諦めない──“洞窟バー”と“女装”の線が繋がる
編集部が疲れ切ったように机に伏す中、日向子だけはメモをにらみ続けてたのがすごく印象的。
「洞窟バー」「暗闇」「言えない趣味」
この三つが一瞬で電流みたいにつながって、日向子の「アーーッ!!」が編集部の空気をぶち破った。
久保塚が会っていたのは小宮山ではなく“女装した今村”だった可能性。
暗い店内なら見間違えてもおかしくないし、遺産目的の殺害、罪のなすりつけ…全部が一本の線として繋がってしまう。
日向子の仮説が出た瞬間、編集部の空気が一気に蘇っていくのが最高すぎた。
“逆転サヨナラホームラン”宣言で編集部に火がつく
北浜が「逆転サヨナラホームランだ」と言ったとき、編集部の顔がぱっと明るくなったのが胸熱すぎた。
“今村の女装趣味が事実かどうか”をウラ取れと言われて走り出すメンバーの姿、まさに週刊誌魂。
日向子の先入観のなさが鍵になって、死んでいたはずのネタが息を吹き返す瞬間がドラマチックすぎる。
ここから最終章に向かってどう転がるのか、心拍数がぐいっと上がった。
まとめ
第10号は、“負けムードからの大逆転”がとにかく熱い回だった。
日向子(奥山葵さん)の柔らかさと鋭さが同時に光って、千石編集部の空気を一気に変えていくのが最高に爽快。
今村の正体、久保塚との関係、青城の無関係説…全部が揺れ始めて、事件がもっと複雑な形を見せてきた。
ただの新人成長物語じゃなくて、本格サスペンスとしての面白さが一気に爆発した号だった。
(ゆめのん)
