『じゃあ、あんたが作ってみろよ』、優しさが刺さるってこういうこと(感想)(ネタバレがあります)

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最終回、静かなのに胸の中がずっと忙しい。
勝男(竹内涼真さん)と鮎美(夏帆さん)の距離感が、近いのにズレてて、そのズレが言葉一つで一気に表に出る感じ。
良かれと思って言った一言が、優しさにも重たさにも見える瞬間ってあるんだなって、画面越しに考えさせられた。
ロマンスコメディーって聞いてたのに、最後は感情の解像度が高すぎて、頭の中がずっとザワザワしてた。

山岸鮎美(夏帆さん)と海老原勝男(竹内涼真さん)の関係性の変化

大学時代から付き合ってきた二人は、同居にも慣れて、いかにも安定って雰囲気だった。
でもその安定が、鮎美(夏帆さん)にとっては「自分を後回しにする日常」になってたのが切ない。
料理を頑張るのも、相手に合わせるのも、全部“恋人として正解でいよう”とした結果。
一方の勝男(竹内涼真さん)は、「料理は女が作るもの」って価値観を疑わずに生きてきたタイプ。
別れを経てやり直した二人だけど、同じ方向を向いてるようで、歩幅がまだ合ってない感じがリアルだった。

最終回で投げられた「支えたい」という言葉の重さ

仕事探しがうまくいかない鮎美(夏帆さん)に対して、勝男(竹内涼真さん)がかけた言葉。
「無理しなくていい」「俺が稼ぐ」「全部支えたい」。
言葉だけ並べると、めちゃくちゃ優しいし、守ってくれる感じもある。
でも鮎美が目指してるのは、誰かに守られる場所じゃなくて、自分で立てる場所なんだよなって思ってしまう。
勝男の成長は本物なのに、その優しさが一歩ズレると、前の関係に引き戻しそうでヒヤッとした。

SNSが割れた理由、どっちの気持ちもわかる

「勝男いい男すぎる」「ここまで言ってくれるのすごい」って声が出るのも納得。
実際、昔の勝男(竹内涼真さん)から考えたら、別人レベルで柔らかくなってる。
でも同時に、「それ今言う?」って引っかかる人がいるのも自然。
鮎美(夏帆さん)の努力を、無意識に帳消しにしちゃいそうな危うさがあった。
優しさって、受け取る側のタイミング次第で、救いにも圧にもなるんだなって、SNSの反応が全部物語ってた。

周囲のキャラが映す“当たり前”の違和感

勝男が出会う椿(中条あやみさん)や、鮎美の前に現れるミナト(青木柚さん)も、それぞれ違う価値観を持ってる。
誰かと比べるためじゃなく、「こういう生き方もあるよ」って示してくれる存在。
さらに、勝男の父・勝(菅原大吉さん)と母・陽子(池津祥子さん)の夫婦像が、勝男の原点として重くのしかかる。
このドラマ、恋愛だけじゃなくて、世代ごとの“当たり前”を並べて見せてくるのが地味に鋭い。

最終回の余韻、答えを決めつけない終わり方

この物語は、どっちが正しいかをはっきり言わない。
勝男(竹内涼真さん)の優しさも本物だし、鮎美(夏帆さん)の自立心も本物。
だからこそ、見る側の価値観がそのまま感想になる。
恋愛って正解が一つじゃないし、成長のスピードも人それぞれ。
最終回は、その不揃いさをちゃんと残したまま終わったのが印象的だった。

まとめ

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』の最終回は、優しさと自立の境界線を突きつけてきた。
勝男(竹内涼真さん)は確実に変わったし、鮎美(夏帆さん)も自分を取り戻そうとしてる。
それでも噛み合わない瞬間があるのが、やけに現実的だった。
「支える」って何だろうって、見終わったあとも考えが止まらない。
軽やかなタイトルなのに、ちゃんと深いところに置いていくドラマだった。
(あやぴょん)