『ザ・ロイヤルファミリー』、最後の直線で感情全部持っていかれた最終回(感想)(ネタバレがあります)

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第最終回、見終わったあと言葉が少し遅れて出てきた。
栗須(妻夫木聡さん)とロイヤルファミリーが歩いてきた道を一気に思い返して、胸の奥が熱くなる。
競馬ドラマなのに、人の人生そのものを見せられた感じ。
2025年の有馬記念からの流れが、想像を軽く超えてきて、余韻が全然引かない。

奇跡の復活を遂げたロイヤルファミリー

失明という絶望から戻ってきたロイヤルファミリー。
その存在だけで、もう物語として強い。
一方で、展之(中川大志さん)のソーパーフェクトが止まらない快進撃。
どちらも主役級で、同じレースに立つだけで緊張感がすごい。
栗須(妻夫木聡さん)がロイヤルファミリーを信じ続けてきた時間が、静かに積み重なってるのが伝わってきた。

ロイヤルホープの血が交差する運命

椎名(沢村一樹さん)が、耕造(佐藤浩市さん)に語った「最強の馬を作りませんか?」という言葉。
そこから生まれたロイヤルホープ。
そして、その子どもであるビッグホープに隆二郎(高杉真宙さん)が騎乗する展開。
血の物語が、ここで一気につながる。
ロイヤルファミリーとビッグホープ、同じ父を持つ馬が同じレースでぶつかる構図が、もうエモすぎた。

2025年有馬記念、息を止めたデッドヒート

引退レースとして迎えた2025年の有馬記念。
ゲートが開いた瞬間から、心拍数が上がる。
まさかのビッグホープ出遅れ。
ロイヤルファミリーとソーパーフェクトは、完璧な位置取り。
最後の直線で2頭が並ぶ瞬間、画面から目が離せなかった。
残り200mでロイヤルファミリーが前に出た時、栗須(妻夫木聡さん)の表情が全てだった。

写真判定がもたらした、まさかの結果

外から猛追してくるビッグホープ。
一気に距離を詰めて、同時ゴール。
写真判定の結果、1着はビッグホープ。
ロイヤルホープ産駒同士で決まる結末が、想像以上に刺さる。
勝ったのに勝てなかったような、負けたのに誇らしいような、不思議な感情が残った。

撤回される引退と、2026年の景色

有馬記念後、耕一(目黒蓮さん)がロイヤルファミリーの引退を撤回。
この判断が、物語をもう一段上に持っていく。
そして描かれる2026年の有馬記念。
ついに悲願の勝利を掴むロイヤルファミリー。
時間を飛ばして見せるラストなのに、ちゃんと積み重ねを感じさせるのがすごかった。

まとめ

最終回は、勝ち負けだけで終わらない物語だった。
栗須(妻夫木聡さん)とロイヤルファミリーが信じ続けた時間が、最後に全部報われる。
2025年の悔しさがあったからこそ、2026年の勝利が輝く。
競馬ドラマの枠を超えて、人生の話として胸に残るラスト。
「すげぇもん見たな…」って言葉が、自然に出てくる終わり方だった。
(こころん)