最終話、レースの結果より先に心拍数が上がった。
耕一(目黒蓮さん)と展之(中川大志さん)が向き合う場面、空気が張りつめすぎて息が浅くなる。
勝ち負けの話をしてるのに、実際は生き方そのものをぶつけ合ってる感じ。
視線と声のトーンだけで成立する緊張感が、ずっと画面に残った。
有馬記念へ向かう2頭と2人の対照
展之のソーパーフェクトは、勢いそのままに有馬記念の主役候補。
一方で、耕一のロイヤルファミリーは、GIジャパンカップを制してようやくスタートラインに立つ。
馬の立ち位置が、そのまま二人の価値観を表してるみたいだった。
最初から勝ち続けてきた側と、積み重ねて辿り着いた側。
その違いが、後の会話に全部にじんでる。
展之(中川大志さん)の言葉が鋭すぎる食事会
食事会の場で、展之が父・椎名への嫌悪を隠さず語るのが印象的。
「継承は負債の繰り越し」って言葉、かなり刺さる。
耕一に向けた言葉なのに、どこか自分自身にも向いてる感じがする。
中川大志さんの強い口調が、反発だけじゃなく、孤独も含んでるのが分かる演技だった。
レース前の対峙が一番の見どころ
有馬記念前、耕一の元に現れる展之の宣戦布告がとにかく強烈。
「古くさい夢、俺がはぎ取る」って言い切る目線が怖いくらい真っ直ぐ。
それに対して耕一(目黒蓮さん)が感情を爆発させず、静かに返すのが対照的。
声を荒げない分、言葉の重さが増してた。
「継承」をめぐる二人の真逆の答え
展之は、継承を縛りとして捉えてる。
耕一は、選び取ったものだと言い切る。
「父親の夢じゃない、俺の夢」って言葉が、耕一のすべてを表してた。
目黒蓮さんのまっすぐな目が、ここまで積み上げてきた時間をちゃんと背負ってた。
それを受けて「負けたらカッコ悪いけど」と返す展之の軽口も、逃げじゃなく対等な挑発に見える。
演技合戦って言葉が一番しっくりくる理由
二人とも大声を出さない。
でも、視線と間だけで場を支配してた。
勝ちたい理由も、守りたいものも違うのに、どちらも本気。
目黒蓮さんと中川大志さんの並びが、ライバルとして完成されすぎてて、目が離せなかった。
SNSで「またこの二人を見たい」って声が出るのも納得。
まとめ
最終話は、有馬記念以上に耕一と展之の対話がクライマックスだった。
価値観の違いを、逃げずに真正面からぶつけ合った二人。
目黒蓮さんと中川大志さんの演技が、物語を一段引き上げてた。
勝敗を超えて、強く印象に残るライバル関係だった。
(みかんてぃ)

